- 2016-6-27
- 効率的な勉強法~基礎編~, 参考書学習テクニック, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
受験勉強というのはある意味で
非常に地味で単調な作業です。
一つ一つ、知識と実力を増やしていく
しかないわけで、これはいわば
実力の増え方としては
「足し算」
の作業になります。
ちょうど昨日のメルマガでイギリスの
EU離脱で大儲けした人・大損した人が
いたという話をしまししたが、
こういう投資や金融などは
「かけ算」
の作用が働いているので、
1の労力で10や100、さらには1000や1万
といったすさまじい成果を得ることもあるわけです。
投資でいうならこれを
「レバレッジ」(てこの原理)
をかけるなどと表現するわけですが、
これはつまりは「かけ算」の作用のことであり、
仕事でも投資でもある一定以上
のパフォーマンスを上げている人は、
私の知る限り、ほぼ例外なくこの
「かけ算」思考
をどこかに取り入れています。
ちなみに、その全く逆の「足し算」思考
になりがちな仕事は、一般論でいうと
アルバイトになると思います。構造上、
そうならざるを得ないからです。
15分おきくらいに時計を見て
「終了まであと○時間だ~」
と残り時間が常に気になるような仕事は、
まあだいたいそうですね。肉体労働から
接客まで、あらゆるバイトをした人間が
いうのだから間違いない!(自慢にならん(ノд-。)
ところが、受験勉強というのは、この
「かけ算」の作用で自分の実力を一足跳びに
成長させることがほとんどできない戦いです。
一つ一つ、学び、理解し、暗記する
・・・という作業を地味に繰り返していく
しかないと。派手さは0の世界(当たり前)。
この「かけ算」の作用がまるで使えないような
戦いにおいては、
「いかに小さな労力で大きな成果を生み出すか」
というふうに考えるよりも(それも大事ですが)、
よほど成果が出やすいのが、
【 どれだけ余計なことをやらずに済ませるか 】
という考え方です。
「かけ算」があまり通用しない戦いにおいては
この考え方をより重視して徹底的に実践していくのが
勝率を飛躍的に上げてくれることになります。
それくらい、多くの受験生は
「余計なこと」
をやることで無駄に時間を費やし、
本来同じ時間でもっと早く成長できるはずなのに、
その成長のチャンスを手に入れていないのです。
参考書や問題集や、塾のテキストや
通信添削のテキストの山を前にして
「本当にこれを全部できるのか・・・?」
と嫌な予感がするなら、その予感は
だいたい的中します。
なぜなら、
“全部終わらせられる確信”
が無いものが、終わることはないからです。
終わらせられる確信があって、
ようやく実際に終われるかどうか
という話ですからね。
・・・少し具体的な補足があるので、
次回に続けます。
To be continued
追記:続きをアップしました⇒こちら