こんにちは、中西です。
今日は日曜日なので久しぶりの雑談系ネタで。
(このブログ・メルマガは日曜日は雑談系のネタになることが多いです)
この数年流行しているネット上の仕組みの1つに「クラウドファンディング」があります。
ご存知の方も多いと思いますが、一応簡単に説明すると、
クラウドファンディングと言うのは、個人や団体が、自分たちのチャレンジやプロジェクトに必要な資金を集めるための仕組みです。
有名どころでは、数年前にキングコングの西野さんが絵本の制作資金をクラウドファンディングで集めて話題になったことがあります。
最終的にはその絵本はたしか30万部ぐらい売れたはず。
YouTuberのジョーブログさんも、彼が有名になった最初のアメリカ横断のチャレンジは、クラウドファンディングで資金を集めたものです。
最近はアフリカ縦断をスタートさせたみたいですが、その資金もクラウドファンディングで集めたもよう。
私自身は、クラウドファンディングは前から面白いとは思っていましたが、自分自身が直接関わる事はありませんでした。
本当にごくたまに、クラウドファンディングのサイトをなんとなく閲覧してた程度です。
ところが、先日なんとなくの思いつきで、1回低価格で誰かを支援してみようかなと思ったのです。
クラウドファンディングと言うのは3,000円位からでも支援できますかね。
こういう言い方をしていいのかわかりませんが、「遊び感覚」に近い感じでした。
とはいえ、わずかでもお金を出して支援すれば、その人(団体)のチャレンジの経過が気になりますし、一緒に成長しているような気持ちにもなります。
単純に誰かを応援するのって面白いですからね。
昔AKB48がスタートした頃に、まだ無名だった彼女たちを応援していた人も似たような気分だったのだと思います。
ベンチャー企業への投資にも似ているのですが、クラウドファンディングの支援は、投資のようにお金を儲けることが目的ではありません。
わりと純粋な「応援することを楽しむ」という要素が強いんじゃないかと思います。
で、あるクラウドファンディングのサイトを見ていたら、ちょっと興味深いプロジェクトがありました。
東大生のグループだったのですが、今までになかったあるシステムを作り、ちょっと変わったやり方で子供たちの夢をサポートするという趣旨のプロジェクトでした。
結構詳しくその仕組みが書かれていて、なぜ自分たちがそういうサービスをやりたいと思ったのかと言う原体験の話も詳しく書かれていました。
自らの体験に基づく話も説得力もありましたし、学生によくありがちな単なる思いつきレベルでノリでやろうとしている雰囲気は全くなく、
本気でその仕組みを作り上げて、全国に広めたいと言う熱い思いがひしひしと伝わってきました。
たまたまそのプロジェクトを見つけて、結果どうなったかというと、私は20分後にお金を出して支援していました。
クラウドファンディングと言うのは、支援してほしい側は、集める資金の目標金額を設定するのですが、その目標金額を達成できないと目標不達成で0円になるのです。
私がその東大生グループのプロジェクトを見たときは、あとちょっとで達成する状況でした。
万が一目標金額に届かず、これだけのプロジェクトが消えてしまうのはもったいないと思ったので、最初は3,000円のつもりだったのですが(笑)思い切って最後の一押しをさせてもらいました。
これが私の初クラウドファンディング体験です。
冷静に考えるとすごい話で、20分前まで全く知らなかった、一度も会ったことがない見ず知らずの他人に、20分後に万単位のお金を支援してしまっているわけです。しかもお金の見返りは一切なし。
ナンパの達人は初対面で会って30分後には“合体”できるそうですが(←例えが最低)、熱意は時間を超越するのかもしれません。
それが先月の話で、あれから数週間経っていますが、頭の片隅で時々彼らのことを思い出します。
支援した人は、その東大生グループから状況報告とかもいただくのですが、投資のように儲ける目的ではないので、最悪ダメならダメでもいいと思っています。
彼らがダメになってもその学びをシェアしてくれたらそれだけで元が取れるので。
もちろんうまくいったら私も楽しいですからね。めっちゃ大ヒットしたら自慢もできるじゃないですか。「あいつらを育てたのは俺だから」とか(笑)
こういう「お金を出す側の楽しみ」があるのでクラウドファンディングは成立しているのだと思います。
逆に言うと、これから世に出ようとする若い人は、熱意さえあればお金の問題はクラウドファンディングで解決できるということです。
もう「お金がないからできない」と言うのは言い訳にしかならない時代に入ったと言えそうです。
留学の資金を募集している人とかも結構いますらね。
クラウドファンディングのサイトはいろんなプロジェクトやチャレンジが掲載されていて、サイトを見てるだけでも結構面白いので、興味がある人は一度チェックしてみるといいと思いますね。
それではまた。