- 2015-5-19
- おすすめ記事, 睡眠効率アップで集中力UP

こんにちは、中西です。
勉強に集中する上で
「睡眠時間」の確保
は、最重要課題の一つです。
もうなんというか、当たり前。
でもいまだにときどき
受験生からの相談で
「学校の先生から
『5時間も寝ていたら受からないぞ!』
と言われました」
といった話が来て、
衝撃を受けることがあります。
・・・・えっと、
この場合の正しいツッコミは
四当五落か!と。
予備校全盛の過当競争の時代か!と。
昭和か!と。安保闘争の時代か!と。江戸時代のサムライか!と。
国防総省ペンタゴンの地獄のブートキャンプか!と。
(参考文献:「ペンタゴン式目標達成の技術~
一生へこたれない自分をつくる~」カイゾン・コーテ著、幻冬舎)
ただ、こういった
「適切な睡眠時間」
を考えるときに
まず最初に知っておかなければならないのは、
「人によって適切な睡眠時間は異なる」
という点ですね。これは基本。
ロングスリーパー、ショートスリーパー
なんて言葉もありますが、
「6時間も寝れば十分」という人もいれば、
「8時間は絶対必須」という人もいれば、
9時間以上、中には10時間以上寝ないと
持たない人もいます。
アインシュタインなんかも
9時間は寝ていたようですし、
以前ご紹介した90歳を越えて
現役の漫画家の水木しげるさんは
昔から10時間寝ておられます。
しかし「人によって適切な睡眠時間が異なる」と
いう点は一般的に理解されていますが、もう1点、
睡眠において理解しておかないと
いけない点があるのです。
何かといいますと
【 適切な睡眠時間は、同じ人でも変動する 】
という事実です。
これ、めっちゃ重要な事実なんですが、
「人によって適切な睡眠時間は異なる」
ことは理解していても、
「適切な睡眠時間は、同じ人でも変動する」
ということをなぜか理解できていない人が
わりといらっしゃいます。
たとえば「オレは6時間寝れば十分」とか
「私は8時間寝ないといけない人」
などと強~く強~く思い込んじゃっていて、
その思い込みのせいで非効率な時間を
すごしてしまっているケースが
少なくないのです。
(これは読者さんからのメールや
各種プログラムでのコーチングや
教材の購入者さんからの相談などで判明)
たしかにその人のスタンダードな
生活パターンにおける、
「スタンダードな睡眠時間」
というのはあるわけです。
が、それはあくまでスタンダードな場合なので、
日中の脳の使い方や肉体の疲労度、
内臓の調子やストレスの度合いなどに応じて
必要な睡眠時間は同じ人でも変動します。
ふだん「6時間睡眠で十分な人」でも
7時間寝ないと疲労が回復しない場合もありますし、
「8時間は寝ないとダメな人」でも
7時間、6時間でぜんぜん大丈夫な場合もあります。
これはわかっている人は
普通にわかっている話ですが、
わかっていない人は完全に
「自分の睡眠時間」
という思い込みに固執して、
いろいろ悩んだり失敗していることが
多々あるのでご注意ください。
これが理解できていると、
それに合わせて適切な対処ができるのですが、
理解できていないと間違った対応をして
時間をムダにしてしまいますからね。
自分がどういうパターンのときに、
どれくらい睡眠時間が変動するかは、
自分自身で検証していく必要がありますが、
いずれにしろ、自分にとって必要な
睡眠時間は固定されているわけではなく、
【 適切な睡眠時間は、同じ人でも変動する 】
という事実をまず覚えておいてほしいと思います。