- 2015-10-2
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 模試の対策テクニック
こんにちは、中西です。
今回は、勉強法系のネタを。
私が考える
【 模試の最重要ポイント 】
についてお話します。
この時期になると週末に
模試を受けに行く人も多いと思いますが、
模試を受ける上で、
なにが重要になってくるかというと、
これは間違いなく、
「復習」
です。
もちろん、
「試験慣れ」
のために模試を受ける
部分もありますし、
結果として出てくる
順位や判定なども多少参考にはなります。
(その結果に一喜一憂したり
振り回されるのはナンセンスですが)
ただ、そういった複数の意味がある
模試というイベントにおいて
なにより重要なのは、受けたあとに、
その内容を「復習」すること。
ほぼ一日もの時間を
このイベントに費やすわけですから、
単に「試験慣れ」をする意味だけでは
あまりにも時間が無駄すぎます。
私は模試の結果として出てくる
点数・順位・判定・偏差値などには
それほど意味は無いと思っていますが、
「模試の問題」自体は、
基本的に本番でも出題される
可能性がある内容ですから、
1日近くも費やして取り組んだその問題を、
復習しないのはもったいなさすぎるのです。
だから、模試を受けたのなら、
復習は必ずやっておきましょう。
・・・と、ここまでが模試の一般的な話。
で、実はここからが
本日の本題なのですが、
「模試の復習」
をする際に、絶対に覚えておくべき
コツが1つあるのです。
それは、
【 模試の復習は、
「なるはや」で終わらせるべし 】
というもの。
えっと、一応説明しますと
「なるはや」というのは、
「なるべく早く」という意味です。。
つまり、模試の復習というのは
「早ければ早いほど、グッジョブ!」
ということなのですが、
これは逆に言うと、
「後になればなるほど、ヤバイことになる」
ということを意味します。
その最大の理由は、
ちょっと前にご紹介した
こちらの心理法則が働いてしまうからです。
上の記事で解説した心理法則というのは、
「ちょっと重いこと」
を放置しておくと、放置した時間に比例して
どんどん重くなっていく・・・というものでした。
記事にも書きましたが、
この心理法則は、あらゆるシーンで適応されます。
個人的に一番思い出すのは、
ライター時代の仕事です。
当時は、IT企業やら
ゲーム会社やらを連日訪問して
社長さんやスタッフの皆さまへ
取材しておりました。
私は取材は大好きなので、
この時点では天国なのですヽ(´▽`)ノ
「社長、マジっすかそれ!すごいっすね!」
「へー!そんなことがあるんですか!」
とか適当に<(_ _)>相づちをうって
話を聞きだすと。
ところが、取材が終わったら、
それを原稿にせねばなりませぬ。
大きな声ではいえませんが、
私はライターのくせに、書くのが嫌いなのです。
人よりは得意分野だけど、好きではないと。
あまり気が乗らない作業だから、締切日ギリギリまで
原稿を書くのを放置していました。
「締切日」までに原稿を出せばよかったので、
必ずしも取材直後に
原稿を書く必要はなかったからです。
ところが、そうやって取材後に
書くのを放置して、書くことから逃げていると
3日もしたら恐ろしい現象が起こります。
取材したときの記憶が
あいまいになっているのです(;´Д`)
5日もしたら、もうほとんど記憶喪失。
一応メモもとっていますが、
そのメモを見ても、自分の字なのに
何が書いてあるのか思い出せない。。。
「なんだこの汚いメモは。
何が書いてあるのかわかんねーよ。
これを書いた奴、正直に手を挙げろ!」
とか言ってしまうと。
結果、執筆時には心理的な負担が
激増してしまうのでした。
そんなことを何度も繰り返して、
ようやくついに、一番ラクに書く方法を
発見したのです。それが
「取材後、すぐに書く」
というシンプルな方法ヽ(´∀`*)ノ
どんなに締切日があとでも、すぐに書き上げる。
すぐが無理でも、当日中には書き上げる。
それだけ。たったそれだけなのですが、
以降、仕事が一気にラクになったのでした。
「模試の復習」
も私の受験生時代を振り返ると
感覚的には全く同じです。
あきらかに「放置した時間に比例」して、
心理的にも重くなっていきます。さらに
復習するタイミングがあとになるほど
記憶面でも「エビングハウスの忘却曲線」に見られる
あの忘却のメカニズムが働き、
【 復習にかかる時間がどんどん長くなる 】
というダブルのマイナスが襲ってきます。
つまり、模試直後であれば、
1時間半で復習できていたものが
1週間後に復習したら、4~5時間かかってしまう
といったことが起こってしまうと。
時間のロス以外の何ものでもないですね。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
だから、模試の復習は「なるはや」が肝心で、
ベストタイミングは、「模試を受けた当日」です。
ベスト中のベストは、「模試を受けた直後」です。
そして、そこから日がたつにつれて、
上の「心理法則」と、記憶の「忘却法則」
の2つの法則により、
復習がどんどん大変になっていきます。
だから復習のデッドラインの目安は
最大で1週間だと考えてください。
それ以上間をあけたら、普通の人間なら
復習する気力は限りなく0に近づきます(笑)
模試の終了後、
遅くとも1週間以内(つまり次の週末まで)
に終わらせるようにしましょう。
それ以降は、絶対近づいてはいけない
デッドゾーン(死の領域)
くらいに思っておいたほうがいいでしょう。
というわけで、精神論・抽象論ではなく
上のような極めて論理的な帰結により
【 模試の復習は「なるはや」でやるべし 】
というのが
「模試の最重要ポイント」
だと私は考えています。
それではまた。
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