- 2014-5-28
- 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 未分類
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強に取り組むときに
必ずといっていいほど出てくるテーマに、
「意志の力」
というものがあります。
いわく、世の中には
「意志の強い人」と「意志の弱い人」がいて、
前者は成績がとても良くて、後者は成績が悪い、
というようなイメージが一般的にあるわけですね。
この意志の力のことを心理学では
「自制心(セルフコントロール)」
といいますが、最近の心理学の研究で、
どんどんこの「自制心」なるものの
正体がわかってきました。
たとえば、ある実験では、
おなかペコペコの空腹の学生を集めて、
一人ずつ部屋に入れ、
その部屋には、
▼チョコレートがのっている皿ヽ(´▽`)ノ
と
▼生のラディッシュ(まずい野菜)がのっている皿(;д;)
を用意しました。
そして、Aグループには、ラディッシュを食べさせ、
もう片方のBグループには、チョコレートを食べさせたと。
その後、両方のグループに
超難解なパズル(実は絶対に解けないパズル!)
を解かせてみたところ、
「パズルをあきらめるまでにかかる時間」
がまずいラディッシュを食べさせたグループ
(=事前に自制心を消耗させたグループ)
のほうが早くあきらめていったのです。
また、これは有名な話ですが、
オバマ大統領は何度も禁煙を宣言しては
失敗を繰り返しています。
はたして彼は「自制心が欠けている人間」なのか?
っていう話。
まあ、どう考えても、
そんなことはありえないでしょう(笑)
裕福とはいえない家庭に生まれて、
ケタちがいのパワーで
「黒人初の米大統領」にまで登りつめた人です。
その後も、一般人には考えられないレベルの
激務と重圧に耐える生活を
何年もこなしている人なのです。
強烈な「自制心」なくして、
合衆国大統領の仕事をこなせるはずもありません。
そんなとてつもない自制心を
持っているオバマ大統領が
いったいなぜ、たかが禁煙に何度も失敗しているのか?
実は、ラディッシュの実験結果やオバマの禁煙失敗が
何を意味するのかというと、
【 自制心(意志の力)の総量は決まっている 】
という事実なのです。意志の力=消耗品ってことですね。
つまり、ストレスの多い生活をしていると
【 自制心を早く使い切ってしまい、
「他の目標を達成させる力」が弱まってしまう 】
ということを意味します。これ、超重要。
そしてそれは、勉強においてもまったく同じなのです。
勉強に集中して取り組みたいなら、
この「自制心は有限」という事実を
よく理解しておく必要があります。
そして、それを前提として
工夫を凝らしていかなければ、気づかぬうちに
「気合!」や「根性!」という精神論にまどわされ、
無駄に苦しむだけの勉強生活が待っているのです。
というわけで、勉強に集中したい人も
まずは頭のど真ん中に
【 自制心は有限であり、車のガソリンのように
使ったら使っただけ減ってしまうもの 】
という認識(イメージ)を
しっかり持っておいてください。
今回はさらっとした概要だけでしたが、
この「自制心は有限」というテーマについては
今後も突っ込んでお話して行きますので、
自制心(意志力)のことや、それをうまく活用した
勉強の集中力アップ法に興味のある方はお楽しみに。
P.S
「使ったら減っていく自制心(=意志力)」を
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勉強の集中力を劇的にアップさせる、
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車のガソリンは、走るほど減っていきますが、
そのたとえで言うと、このテクニックは、
超燃費がよくてとってもエコな(笑)
「プリウス」のような優秀なテクニックです。
初日からお申し込みが止まりませんが、
まあ当然かと思います。
今週土曜日(5/31)の23:59までですので、
勉強に集中したい人は、この機会をお見逃しなく。
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参考 「やってのける」(ハイディ・グラント・ハルバーソン著、児島修訳、大和書房)