こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、めずらしく私の人間関係論です。
私の恥ずかしい過去も暴露します。
いつもより長めなので、このテーマに興味のある人だけご覧下さい。
私は今でこそ多少はマシになりましたが
もともと尋常じゃないほどの人見知りの性格でした。
10代の頃にいたっては、
「これはもう、人見知りとかいうレベルではなく
“対人恐怖症”というレベルなんじゃないのか俺・・・」
ぐらいに深刻に悩んでいたこともあります。
そんなダメダメの状態から、少なくとも社会人として
なんとかやって行けるようになったばかりか、今では
「人と会うことが、何よりも楽しい!」
とまで言い切れるようになったのですが、
これは昔の自分から考えると、もう全く信じられない話です。
これでもかなり控えめに書いてるのですが
私は対人関係においては、人の数十倍は苦労しました。
ここに至るまでのプロセスにおいて、
私が人間関係において学んだことを伝えようとすると
たぶん丸1日セミナーしても全く足りないので
少なくともこのメルマガでは不可能です。
ただ、1点だけ、私が長年の人見知り人生で
言葉にいえないほどもがき苦しんでついに発見した、
人間関係を充実させるための
【 究極の方法 】
ともいえるポイントがあるので、
今回はそれをご紹介します。
昔の対人関係がダメダメだった状態から
それを平均レベルぐらい(自称)に克服していくプロセスにおいて
私は一度、自分の中で気づきの大きい経験をしたことがありました。
“全員が初顔合わせ”のあるプロジェクトがあったのですが、
そのプロジェクトがスタートする際に、私は
「このコミュニティで出会った人には
上下関係や年齢など関係なく、誰とでも分け隔てなく
一人残らず誠実に接して、全員としっかりした関係を築こう。」
と誓って参加したのです。
別にそのプロジェクトでは、そこまで真剣に人間関係に
を重視する何か特段のメリットなどが
あったわけではないのですが、
その少し前に、「今まで自分は人に対して不誠実すぎた」と
反省する出来事があったので
そのプロジェクトが全員初顔合わせでいい機会だったため、
人生ではじめて、「人とちゃんと接しよう」と思ったわけです(おそ!)
このとき、私は「ただ思っているだけでは意味がない」と考えて
自分なりにその誓いを具体化するために、
どうしたらいいかを考え、結果、“あるルール”を自らに課しました。
実はそのルールというのが、のちに
「これこそが、人間関係を充実させるための究極の方法に違いない」
と気づくことになる方法だったのです。
そのルールというのは、実にシンプルなルールでした。
やる人は呼吸をするのと同じレベルで当たり前にやっているのですが、
私のような人見知りは、ほぼ全くやっていないことがあったのです。
それが、
【 自分から声をかける 】
という行為でした。
ただし、なにか「事務的な用件」があって声をかける場合は
のぞきます。それは当たり前だからです。
そうではなくて、「とくに用件はないけど、自分から声をかける」という
行為を意識してやるようにしたのです。
これをプロジェクトの合間や休憩時間に、どんどんやっていきました。
会話のきっかけなんて、何でもいいと思いました。
本当にささいなことばかりです。
「○○さんって、どこに住んでるんですか?」
「いや~、さっきの作業は大変でしたよね~」
「△△さん、お昼ってどこで食べてます?」
そんなちょっとしたことを話しかけるという行為を、
会う人会う人に、自分からして行ったのです。
とにかく話の内容よりも100倍大事なのは、
【 自分から声をかける 】
という行為だと思ったからです。
別に何かのノウハウ本にそう書いてあったとかではなく
過去の経験則で自分の中でそれが大事なのではないかと感じたからです。
正直、声をかけるときに
「この人とは絶対合わない」と感じる人もたくさんいたのですが<(_ _)>
ここではそういう変な“食わず嫌い”をしないと誓っていたので
自分とは合わなそうな人、直感的に苦手なタイプ
これまでしゃべったことがないようなタイプの人
なども含めて、一切わけ隔てなく、全員に自分から声をかけて行きました。
すると、しばらくしたら、考えられないことが起こったのです。
まずある時期から、そのプロジェクトに参加している人たちのみんなが
私に気軽に声をかけてくれるようになりました。
その時期には、もうそのコミュニティ内で人間関係は
十分確立できていたのですが、それでもまだしゃべったことがない人がいたら
自分から声をかけて行きました。
さらにそうやって多くのメンバーと接している私を見た人が
また私に声をかけてくれるようになりました。
結果的に私は、自分で言うのもどうかと思いますが、
そのプロジェクト内のなにやら“人気者”のような存在になっていたのです。
そんなつもりは全くなかったのに、「なんだこの状況は!?」という気持ちでした。
ただ、私にとって一番大事だったのは
ここで目だつ存在になるとか、そんなことでは全くなくて、
とにかく参加者一人一人と、しっかり誠実に向き合うことだけでした。
そのために、それまでの人生でほぼ全くやってこなかった
【 自分から声をかける 】
という行為を、内心ビクビクしながら、
はじめて徹底してやっただけだったのです。
それが結果的に、それまでの自分からは考えられないほど
充実した人間関係を生み出すことにつながったのでした。
この経験で確信したのは、結局人は、自分自身に一番関心があり、
それゆえに、「誰かに声をかけられる」ということは、
とても嬉しいものだということです。
「声をかける」ということは、「私はあなたに関心がありますよ」という
何よりの証拠です。よって相手は自尊心・自己重要感が満たされます。
意外に誰かから声をかけてもらうことが少ない人が多いです。
だから、とくに用件があるわけでもなく声をかけてくれた人のことを
人は嫌いにはなりません。むしろ、好きになるわけです。
よほど嫌いな相手なら別でしょうが、そうではない相手の場合
声をかけてもらえると、とても嬉しい気持ちになる。
これが人間の心理だと、その経験を通して私は確信したのでした。
このポイントをわかりやすく表現するために、ちょっと極端にいうなら
「人はみんな、声をかけられたがってる」
ということです。
この人間心理を理解しておくと、たとえ私のような人見知りでも
関係の薄い人に声をかけることが、そんなに怖くなくなります。
だって相手は、ほとんどの場合、喜んでくれるわけですから。
しかも、関係性の薄い人に自分から積極的に声をかける人というのは
少数派ですから、思い切って声をかければ、喜んでもらえる上に
その人の中で印象に残って、関係が深まることが多いわけです。
だから、たとえばクラスで仲のいい友達が少ないと思うなら、
ようするに、ちょっとだけ思い切って
「自分から声をかける」ということをすればいいだけです。
だって、「人はみんな、声をかけられたがってる」のですから。
逆に、友人知人と疎遠になる理由も本質は同じで
何年も連絡を取らなくなった相手がいたとしても
それは別に、あなたのことを嫌いになったわけではないということです。
自分から声をかければ、ふつうは関係はすぐに復活します。
ただ、互いに声をかけられるのを、ずっと待っているだけのことが多いだけです。
人間関係が充実した人生を送りたい場合は、
声をかけてもらうのを待っていてはダメだと思います。
人間関係においては、ほんのちょっと勇気を出して
「自分から声をかける」ということ。
その回数が多ければ多いほど、人間関係は充実していきます。
この習慣が鍵を握ると私は思っています。
人は自分に関心を持ってくれた人を、好きになるからです。
というわけで、私が考える人間関係を充実させる「究極の方法」とは、
【 自分から声をかける 】
ということでした。
これから充実した人間関係を作って行きたいという人は
せひ参考にしてみて下さい。