- 2013-9-29
- 人間関係・友人関係, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生のあいだでよく出る話の一つに「受験が終わるまで恋愛禁止すべきか」とか「受験と恋愛は両立できるのか」といったテーマがあります。
ここでその詳細な話はしませんが、少なくともこの数ヶ月くらい恋愛禁止にしたところで、とくに問題はないです。
で、恋愛禁止ぐらいなら何も問題ないのですが、それがさらに進むと次は「友達」との関係にメスを入れていく人がいます。
もちろん「友達と時間を忘れて遊ぶ」なんてことはできないわけで(それは合格してから思いっきりやってください)
受験生の間は、必然的に友人関係にもあまり時間をとれなくなっていきますよね。このように「あまり時間をとれない」くらいならまだいいのですが、
これがさらにディープになってしまうと
「受験勉強には人間関係ほとんどいらん!!邪魔でしかない!」
という発想にまで行って、人間関係の完全遮断に近い状態を作る人がいるのですが、ここまで行ってしまうと少し行き過ぎなのです。
なぜかというと、人間関係を遮断しすぎると、最初は時間が増えたかのように感じるのですが、
結局はかえってエネルギーが減退してしまい、勉強への集中力も低下していくからです。
人間関係というのは、実はエネルギー源なんですね。
ふだんあまり意識しないですが、友人や家族とのコミュニケーションは、間違いなくあなたのエネルギーの供給源になっているのです。
当たり前になりすぎているため、それがエネルギーの供給源になっていることに気づけない。
そこでそれを不要なものだと勝手に解釈してしまって、思わず完全遮断してしまう。とくに10代の頃は家族との距離を少し置きたくなる気持ちが芽生える人が多いので、余計にその傾向になりがち。
で、結局どうなるかといえば、エネルギーの供給源がなくなり、いつのまにかガソリンスタンドが見つからずにガス欠になりかけている車みたいになるわけですね。
「無駄話」という言葉がありますが、コミュニケーションにおける「無駄話」は、その内容自体に意味がなくても、
コミュニケーションをとる行為そのものに、エネルギーを補充する意味があるのです。だから無駄話が無駄ではない、ということになります(笑)
ここを勘違いしてしまうと、「受験勉強しながら適度に友達とつき合う」という範疇をこえて、
一気に人間関係を遮断して、逆にエネルギー不足でストレスの多い受験生活となり、
ひいてはそれが勉強量にも響いて、結局は生産性が落ちるというオチになりやすいのです。
受験生活の中にある、友人や家族とのちょっとした「無駄話」は、思いの外重要です。
適度なセーブは必要ですが、くれぐれもそれを軽視しすぎて、人間関係をおろそかにしてしまわないように注意しておいてくださいね。
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