- 2025-8-30
- 運動の話
こんにちは、中西です。
前回は、中西のランニング再開記念?ということで、ランニングに関する研究をご紹介しました。
内容としては、
【 1日5分~10分の短時間のランニングで、時速3キロ~6キロのスロージョギングでも、習慣的に続ければ寿命が3年伸びる 】
という話でした。
今回もこの流れで、ランニングと寿命に関する話を。
前回ご紹介したのはアイオワ州立大学の研究でしたが、ランニングをすることで3年寿命が延びるだけでなく、死亡リスクも25%から40%低下することが判明しておりました。
ちなみに、他の運動との比較で言うと、走らなくても少量の運動をしている人(ウォーキングなど)の死亡リスクは12%減でしたので、
ランニングは他の運動よりも強い健康効果を示すことが判明しています。
ポイントは、走る量は1日あたり5分から10分という短時間、または1週間の合計時間がわずか(50分位)だったとしても、
長期間続けることで寿命の延長効果が得られるということです。
それ以上走る量が増えても効果は頭打ちになります。
要は、走れば走るほど寿命がどんどん伸びるというわけではなく、平均3年の寿命延長で大体頭打ちになるようです。
この寿命の延長効果は、人生の後半あたりからランニングを始めたとしても同じで、
10代20代の若い頃から毎日たくさん走っている人も、45歳ぐらいからゆるく毎日走り始めた人も、
寿命の延長効果は平均3年あたりが頭打ちということのようです。
これは私のような人生の真ん中あたりまで来た年齢の人間なら朗報ですが、若い人や若い頃から習慣化してきた人にとっては、若干残念な結果かもしれませんね。
(それでも体力アップ効果・健康効果・美容効果・生産性アップ効果などの寿命以外の効果は早くから得られますが)
個人的に興味深かったのは、このアイオワ州立大学の研究について、研究内容を前提に海外のランナーズ・ワールドというランニングの専門誌が計算した結果、
「1時間走ると、寿命が7時間延びる」
ということが分かったという話です。
私もざっくり計算してみましたが、だいたいそれぐらいになるのは間違いなさそうでした。
別のさらに短い表現を使うなら、「10分走ると寿命が70分延びる」という言い方もできますね。(割合は同じ)
①毎日走ると、3年寿命が延びる
②1時間走ると、7時間寿命が延びる
③10分走ると、70分寿命が延びる
どれもほぼ同じことを意味しているのですが、自分にとってランニングのやる気が出る表現をチョイスしていただければと思います笑
私の場合は前回お話しした通り、今のところ10分は普通に走って、その後20分は走ったり歩いたりを繰り返しているので、
確実に走っているのは10分のため、③がなんとなくやる気出ますね。
というわけで、ランニングは他の運動と比べても、健康効果や寿命の延長効果が高いです。
「1時間走れば、7時間寿命が延びる!」
みたいな研究から導き出された表現を頭に浮かべながら走ると、やる気も出やすいんじゃないかと思います。
8月が終わってもう少ししたら涼しくなりますので、ランニングをこれから習慣にしたい人は参考にしてみてください。
※参考
1 Hour of Running Adds 7 Hours of Life
https://www.runnersworld.com/health-injuries/a20852185/1-hour-of-running-adds-7-hours-of-life/
Running as a Key Lifestyle Medicine for Longevity
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28365296/


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