- 2024-11-20
- 効率的な時間管理術
こんにちは、中西です。
今回は、私が最も重視している朝の習慣についてお話しします。
といっても、朝に何か特定のタスクを実行するという話ではありません。
むしろその逆で、朝に「やらないこと」を決めておくルールが、午前の時間を有効活用する上で非常に大事だということです。
私が朝にやらないことで午前中の生産性を高めているルールとは何か。それは
【 ニュースやSNSを一切見ない 】
ということです。
このルールが一日の生産性を高める上で極めて重要だと気づき、それ以来、朝起きてからニュースやSNSを見ないようにしています。
最悪見てしまったとしても、ニュースのタイトルまでです。記事の内容は読みません。
ニュースの記事の内容まで読んでしまったら、私の中では最悪の1日の始まりです笑
そうならないように、ニュースやSNSは朝から見ない。
その結果、生産性が一気に高まるようになりました。
そもそも、一日の中で最も集中しやすいのは午前中です。
クロノタイプが典型的な夜型の人を除けば、ほとんどの人にとって午前中は午後よりも圧倒的に集中しやすい時間帯です。
そのため、この集中力が高まる午前中に、一日の中で最も重要なタスクに取り組む必要があります。
もちろん、仕事の状況などによって理想通りにいかない場合もあるかもしれませんが、
基本的な原則として、最も重要なタスクを集中しやすいタイミングで実行するのが鉄則だと考えています。
しかし、ここで一つ問題があります。
朝起きてから重要な仕事に取り掛かるまでの間に、ニュースやSNSをチェックしたり、YouTubeの動画を見たりしてしまうと、
【 頭の中に余計な情報が入り込んでしまう 】
のです。そしてその余計な情報が集中力の足を引っ張り出す。
本来であれば、起床直後の頭は非常にクリアで、余計な情報が入っていないエネルギーに満ちた状態です。
そのタイミングで、最も重要なタスクにすぐに取り組むことで、タスクの内容がスムーズに頭に入っていきます。
その結果、難易度の高い仕事でも比較的簡単にこなせるようになります。
ところが、朝の重要なタスクに取り掛かる前にニュースやSNS、YouTubeなどを見てしまうと、頭に余計な情報が詰まってしまうのです。
その後、タスクに取り組む際、意識を切り替えたつもりでも、先ほど得た情報が脳内に散らばっており、
その脳内に散らばっている情報が気になって、集中力が低下してしまいます。
これはまさに「情報のジャンクフード」のようなものです。
例えば、ポテトチップスを一度食べ始めると、次々に手が伸びて止まらなくなるように、
ニュースやSNS、YouTubeも最初の一口を脳に入れると、それに引きずられてしまいます。
ギャンブルやアルコールや薬などの依存症に近いイメージです。一度味わった快楽が、脳のスイッチが入って止められなくなる。
ニュースやSNSやYouTubeと言うのは、そのような中毒性があるのです。
一晩睡眠をとったらリセットされているのですが、朝に一度その快楽を味わってしまうと、もっと欲しくなってしまう。
その結果、重要なタスクに取り組んでいても、ニュースやSNSが気になり(もっと見たいと言う気持ちが高まり)、目の前の作業に没頭できなくなるのです。
集中しているつもりでも、没頭レベルが低くなり、本来のパフォーマンスを発揮できない状態に陥ります。
これは、タスクに取り掛かる前に見ていたニュースやSNSの情報が、脳に「次の情報をもっと欲しい」と訴えかけるからです。
ですから、午前中の集中力を最大限に高めたい場合は、朝一に最も重要なタスクを持ってくることに加え、
【 その重要なタスクに取り掛かる前にニュースやSNSや動画を見ないようにする 】
ことが極めて重要です。
私自身、この習慣を取り入れたことで、午前中の集中レベルが大きく向上しました。
もし、朝起きた後にニュースやSNSやYouTubeなとを少しでも見てしまい、午前中になんとなく集中できないと感じる人がいたら、
ぜひニュースやSNSやYouTubeを見るのは、午後や昼休憩以降にしてみてください。
きっと、午前中の集中レベルの違いを実感できると思います。