こんにちは、中西です。
受験勉強というのは、
複数の科目・複数の分野を
同時進行で勉強していきます。
ほとんどの人はその中で
好きな科目(分野)、
嫌いな科目(分野)があって、
それらを一日の中で
一緒に勉強しているわけです。
好きなもの、嫌いなものというのは、
別の言い方をすると、
「心理的なハードル」
が低いものと高いものがある、
ということです。
誰だって「好きなこと」は
心理的に取り組みやすいですし、
「嫌いなこと」は心理的に
取り組むのがおっくうになりがちですよね。
「あたしは、すべての科目が大好きやで!ヾ(´▽`)ノ
苦手分野なんていっさい無いんよ!全部大好きやわー!」
・・・という、個人的にはちょっと
友達になれる気がしない奇特な人でもない限り、
ふつうは誰でも心理的ハードルが
高い勉強と低い勉強があるものです。
しかし、それを「明確に自覚している」人と、
そうでない人がいます。
後者は、自分が心理的にどの勉強が好きで、
どれが嫌いか明確には自覚できてない人です。
こういう人は“ある部分”で失敗しやすいです。
“ある部分”とは何かというと、
「段取り」
というやつです。
「仕事は段取りで8割決まる」
なーんて言葉もあるくらいですが、
勉強においても段取りは鬼重要です。
そういえば明治大学の斎藤孝教授も
前に「段取り」の1テーマだけで
一冊ベストセラー本を出されてましたね。
↑昔読んだ記憶があるのですが、
内容は全部忘れた<(_ _)>
「段取り力」と同時に「記憶力」も大切だという。。
この「段取り」がなぜ重要かというと、
端的にいえば、それがヘタな人と
うまい人とでは、勉強の集中力も生産性も
全く違ってしまうから。
同じ人が同じ予定をこなすにしても、
どういう段取りで進めていくかで、
こなせる勉強量が大きく変わってくるのです。
その段取りをうまくやるコツの1つが、
【 「心理的ハードルが高いもの」かつ「重要なもの」を
1日の予定の最初の方に持ってくる 】
という方法。これ、やってる人は日常的に
ごくふつうにやってますが、
やってない人はまったく
意識できていないです。
私でいうと、このブログの原稿の執筆が
それに当たります。
このブログの原稿は午前中の早い段階で
書き上げますが、
たまに午後とか夕方以降に書くと、
心理的にめちゃくちゃ疲れるのです。
これは私だけではなく、
メルマガやブログを配信している人で、
原稿を午前中とか朝一番に執筆するという人は
とてもとてもとても、多いです。
余談ですが、現代の東西を代表する
この2人の作家もそうでしたね。
▼参考記事
村上春樹とスティーブンキングのすごい共通点
勉強に使えるエネルギーにも
限りがありますから、
まだエネルギーが高い最初のうちに、
「心理的にハードルが高いもの」かつ
「重要なもの」
を早めに終わらせてしまいましょう。
そして1日の後半になるほど、
心理的ハードルが低いものをやっていく。
これが段取りのコツです。
その大前提となるのが、自分にとって
「どの勉強が心理的ハードルが高くて、
どの勉強が心理的ハードルが低いか」
を、“あらかじめ把握しておく”こと。
これができていないと、
ムリ・ムラ・ムダの多い段取り
になってしまうのです。
勘のいい読者さんならもうお気づきでしょうが、
実はこれはタイムマネジメント(時間管理)の話ではなく、
エネルギーマネジメント(活力管理)
の話ですね。
限りあるエネルギーをいかにうまく配分して、
心理的に無駄な負担を軽減しながら
効率的に勉強していくか。
この視点が受験勉強の「段取り」に
おいてはとても重要になります。
この視点を日頃から意識できているかどうかが
長期的に大きな差になってくるので、
ぜひ覚えておいてください。
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