こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
センター試験が近づいてきております。受験生のみなさんはセンターの過去問と日々奮闘中だと思いますが、
念のため、改めてセンターの過去問をやるときのポイントを1つ。
まあこれはセンターに限らず、あらゆるすべての試験においてそうなのですが、
時間配分
をしっかりと把握して、その練習を積んでおくことは極めて重要です。
そして、いろんな試験がある中で、とくにセンター試験においては、時間配分の重要性が飛びぬけて高いように思います。
同じ実力の持ち主でも、時間配分の対策を怠ってしまうと、何十点
いや、ヘタをすると何百点もの差がついてしまうのがセンター試験です。これは恐ろしい。
ちなみに、私が現役の高3のときは、センターの過去問はやってましたが、時間配分の対策はほとんどしてなかったように思います。
天才すぎて本番に問題をパッと見ただけで、時間配分が直感でわかった
のではなく、ただの馬鹿だったというのがその主な理由です。今思えば衝撃的な状況です。センターで時間配分の対策しないなんて!そりゃ浪人します。
(でも、センターでは時間配分が重要だってことを、ほとんどどの先生も教えてくれなかったのです。進学校だったのですが。。まあそれくらい自分で気づけよってことなのかもしれませんが・・・)
さすがにこのブログの読者の方は、センターで時間配分が重要だってことはご存知でしょうが、一応簡単に、そのコツをお話します。
※ちなみにこれから話すコツは、私大や国立大など他の試験でも有効な方法です。
センターは全教科的にそうですが、とくに英数国は、よほどの実力がある人でない限り、「時間に余裕がある」という状態にはなりにくいでしょう。
大半の方は、時間ギリギリ(あるいは時間が足りない)といった状況になりがちだと思います。
そんな中で、点数を最大限高めるための時間配分のコツは、次の4つだと私は考えます。
1、あらかじめ、大問ごとに時間配分を決めておく
2、本番では、まず全体にザッと目を通し、解けそうな問題と難しそうな問題を大まかに見極める。
3、解けそうな問題から解く。
4、解けない問題に固執しすぎないで、一定時間かけてわからなければ、捨てて次に行く。
すでに訓練をしている人には当たり前の話だと思います。
一方、まったく意識してなかった人でしたら、これらを実践するだけでかなり点数がアップする話でもあります。
ただし、これは頭で理解しても無意味ですよ。何度もやって慣れるしかありません。
そのときには、必ずキッチンタイマーでしっかり時間を計測してくださいね。これをやらない限り、センターでは点がとれません。
また、最後に5分程度は見直す時間も見込んでおきましょう。この5分の見直しに人生を救われた人は数知れませんから。
上の4つのコツのうち、1、2、3は多くの人はクリアできると思いますが、難しいのは、4の
「解けない問題に固執しすぎないで、一定時間かけてわからなければ、捨てて次に行く。」
という部分。本当にまったく解けない問題なら無視できるのですが、危険なのが
「あ、これやったことあるかも・・・」
「もう少しで解けそうなんだけど・・・」
といった状態で、時間がどんどん過ぎていくパターン。
「もう少しで解けそう」とか思っているうちに、特定の問題に時間をとられすぎて、
全体の時間配分のバランスが崩れることも少なくありません。
以前の記事でも書きましたが、ここでも「捨てる勇気」が必要になるのです。
くれぐれも特定の「もう少しで解けそう」という問題に固執しすぎないように。常に全体のバランスを考えて、その時間配分を守ってくださいね。
時間配分を制すものが、センターを制す
実力があるのに時間配分でこけたりしたら、こんなにもったいない話はありませんからね。
上の4つのコツ、これから本格的に取り組む人は、ぜひ覚えておいてください。