こんにちは、中西です。
「なぜ受験勉強をしなければならないのか?」
という疑問を持っている人は(とくに大学
受験生には)多いかもしれませんが、
「進学するために必要」という当たり前の
話はさておいて、私自身は受験勉強をする
メリットの1つとして、
【 社会人になるまでに「勉強して得をした」と
感じた経験をしておくこと 】
が重要ではないか、と思っています。
ものすごく現金な言い方をすれば、単なる
「損得勘定」の話に行き着くのです(笑)
「勉強したら得するんかい?えっコラ、
どうなんや!ヽ(`Д´)ノ」(←怖い人はなぜか関西弁)
みたいな部分が、最終的には問われるん
じゃないかと思うわけです。だって、ま
ったく得しないなら、そんなものをやる
意味がないですから。
ちょうど前回、「検索一発であらゆる情報
にアクセスできる時代になっても、知識を
身につける価値の重要性は変わらない」と
いう話をしましたが、
正直このテーマについてまだぜんぜん書き
足りないのですが、いずれにしろ「知識」
を身につける重要性が低下することは、今
後も社会の構造が根底から覆されないかぎ
り、ありえないと思われます。
ところが、「勉強して得したヽ(´▽`)/」
という経験が、学生時代にまったく無かっ
た人は、社会人になってから勉強をやり出
す可能性が低くなるのです。
「大学受験を突破する経験」は、おそらく
社会に出る前のフェーズにおける、もっと
も大きな「勉強をして得した」経験になる
と思いますが、
そういった経験がまったくないまま社会人
になった場合、「勉強で得した」という感
覚が体感的に身についていないので、
そういう人が忙しい中わざわざ時間を割い
て、他にも楽しいコンテンツが山のように
ある時代に、あえて「勉強しよう!」とい
う気がどれだけ起きるのか疑問です。
結局どんな形であれ、生涯ずっと継続的に
勉強しないことには豊かに生きていけない
世界に私たちはいます。
よってその成功体験としての「勉強して得
した」という経験を、社会に出るまでの間
にどれだけしておくかが重要で、
その経験の有無が、その後の勉強に対する
姿勢を変えると私は考えています。これま
で見てきた人も、自分自身もそうなので。
ただ残念ながら、その成功体験があっても
社会に出てから(大学に入ってから)勉強
をしなくなる人もいますし、
勉強だけしていればいいわけでもありませ
んし、
何も考えず、自分と向き合わず、ただ人気
の資格試験の勉強をすればいいわけでもないですし、
今後AIに取って代わられる知識もありますので、
“勉強論”は奥が深くて一筋縄ではいかな
い部分もあるのですが。
ハッキリしているのは、社会に出るまでに
「勉強して得をした」という経験をしてお
くほうが将来のためには絶対にいい、とい
うことです。
たとえそれに1年近くかかっても、「勉強
する=得をする」という認識を手に入れる
だけの価値は十分あると私は思います。
まあ人気ドラマや漫画では、よく「勉強す
る=まじめ・ダサい」というイメージを植
え付けるものもありますが、
ドラマ・漫画・アニメというのは現実離れ
しているほど人気が出る部分がありますの
で、あまり真に受けないほうがいいです。
実際、社会に出てから勉強しなくなった人
たちも、30代、40代、50代ぐらいになって
から、
「若いときからもっと勉強しておけばよかった」
と後悔してる人は本当にとてもとてもとー
っても多いので、やはり勉強は生涯ずっと
重要なものだと考えておいたほうがいいですね。
それではまた。