こんにちは、中西です。
この時期(直前期)になると、受験生は
ほとんど毎日のように過去問を解くこと
になります。
このとき、できるだけ
「本番さながらに解く」
ことがポイントになるわけですが、その
意味で当然ながら「時間を計る」ことが
必須になります。
ただ、「本番さながらの制限時間で過去問
を解いてるよ(゚▽゚)/」というだけでは
不十分なのです。不十分というか、ちょっと危険。
この点に気づいている人はどれだけいるでしょうか。
実は私は高3の時にその「時間を計って
過去問を解く」だけでは不十分だという
ことに気づかず、本番で痛い目にあいま
した(つД<)・゚。
まだピンと来ていない人も多そうなので(笑)
具体的に言いますと、制限時間を計るとき
に、
「どの機器で計測するか」
が、一般的に思われている以上に重要だ
ということです。
私は高3の時に、ほとんどすべての過去問
演習において「キッチンタイマー」を使っ
ていました。
制限時間が50分の試験なら、過去問も
タイマーを50分に設定して、スタートボタ
ンを押して解くわけです。
その後、49分59秒、58秒、57秒・・・・
とカウントダウンが進んで行きます。
「タイマーを使えばしっかり正確に
50分計測できるし、カウントダウンの
緊張感もあって集中して取り組める」
というのがタイマーを使っていた理由
だったのですが、それ自体は間違って
ないとはいえ、
こと過去問演習という意味において、
このときかなり重要な点を見落として
いたのです。それは、
【 本番ではキッチンタイマーで
時間を計測しない 】
ということ。
そうです、当たり前ですが試験本番では
時間の計測は「時計」によって行います。
「時計で制限時間を計測する」やり方と、
「キッチンタイマーで制限時間を計測する」やり方は、
まったく要領が違うのです(°□°;)
まあもしかしたら試験によってはタイマー
を持ち込める試験もあるかもしれませんが、
基本的に大半の試験では必要な文具以外の
余計な機器は持ち込めません。
本番では残り時間を時計で計測するのに、
過去問ではキッチンタイマーで計っていた
ら、そりゃ本番ではその
“計測する要領の違い”
にとまどうことになるのは必然。
さらにいえば、本番では針の
「アナログ時計」
を使う人が、もし過去問演習で
「デジタル時計」を使っていたら、これも
“計測する要領がかなり違う”ので
非常にあぶないです。
意外にこの点を見通してしまう人が多いの
ですが、単に制限時間を計るだけでは
「本番さながら」とはいえませんので、
「使う機器」も本番とまったく同じものを
使って計測するようにしてください。
それではまた。