- 2016-12-7
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 勉強計画の立て方, 参考書学習テクニック, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
数日前に
「試験までの残り日数でやるべきことを
一度しっかりと明確化しておこう」
という話をしました。
その場その場の思いつきで、目の前にある
“やらばければならないこと”に手を付け
ていると、
気分的には“勉強している感”があって
満足していても、実際はどうでもいいこと
に必要以上に時間をかけてしまっているこ
とがあります。
そういう自覚なき無駄な時間をすごさない
ために、前回書いたように一度直前期のど
こかのタイミングで立ち止まって、しっかり
「あと何と何をどれくらいやるべきか」
をシミュレーションしておく
必要があるわけですね。
その時間は、勉強せずに立ち止まって考え
るので、気分的には“じれったい感”が出
てくるかもしれませんが、そのじれったい
時間を確保するのが大切なのです。
とくにこういう直前期になるほど、その
“じれったい時間”を確保する重要性が
増してきます。このポイントを忘れないで
ほしいと思いますね。
ところが!
残念ながら話はこれだけで終わるほど単純
ではないのです。もう1つ、頭に入れてお
かなければならないことがあります(゚o゚;
実は、一度しっかり“じれったい時間”を
確保して本番までに「あと何と何をやるか」
をシミュレーションして明確化しても、
それで「本番まであとは何も考えずにひた
すら実行あるのみヽ(´▽`)/」とはなりません。
時間の経過とともに状況が変化していくた
め、どの時点で何の勉強をやることが効率
的かといった「優先順位」も、いっしょに
変動してくるからです。
最初に考えたシミュレーション通りにすべ
てが進んでいけばいいのですが、状況の変
化や想定外のことは常に起こりえます。
なので、あらかじめ作った勉強計画に実際
に取り組む際は、時間とともに
「状況が少し変わる」
「想定外のことが起こる」
という前提に立って取り組んでいく
必要があります。
私はこのことを「優先順位の変動性」と
呼んでいるのですが、まあこれを何と呼ぶ
かはともかく、
実際問題として優先順位は時間とともに
変動していく場合が大半です。
したがってあなたが12月初旬のタイミング
で一度しっかりとシミュレーションして、
ラストまで「あと何をどれくらいやるか」
を決め、勉強計画を作成したとしても、
大事なのはそこから。
その勉強計画は、ここに来てもなお、
1週間・2週間・・・と過ぎるにつれて、
「わずかな状況変化」
「ちょっとした想定外のこと」
が出てきて(or積み重なって)、優先順位
を微修正(orそこそこ大きめの修正)をし
ていく必要が出てくると考えておくのが、
賢いやり方になります。
硬直した思考をしないで、わずかな変化に
気づける人。
変化に対応できる人。
考えるのをやめない人。
こういう人が、確実に合格を手にする
受験生ですからね。
それではまた。