- 2018-5-17
- おすすめ記事, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
前回・前々回と、勉強法を学んだ後のプロセスについて解説しました。
簡単に復習すると、勉強法・集中法を学んだ後は自分なりに試行錯誤しながら、最終的に「無意識レベル」で実行できる状態を目指していく、ということです。
ひらたく言うと「完全に習慣化できた状態」を目指すわけですね。
完全に習慣化ができれば、日々の勉強のストレスも最小限となり、毎日高い生産性を発揮しながら成長していくので、勉強も楽しくなっていきます。つまり、
「学ぶ→→→試行錯誤→→→習慣化(無意識下)」
と言う流れで勉強が楽しくなっていくわけです。
そして、ここからが今回の本題ですが、「試行錯誤」と「習慣化」の間に、1つ大きなポイントがあるのです。
それは、自分のやっていることに「こだわる」と言うプロセスです。
この「自分なりのこだわり」と言うものを大切にしないと、いつまでたっても外から入ってくる情報に右往左往して、自分流のやり方が確立しません。
例えば、集中系なら「勉強する前に必ず机の上を掃除する」とか、「睡眠時間を絶対に7時間をキープする」とか、「朝は家を出る前に必ずジョギング&30分勉強をセットでやる」とか
勉強系なら「受験に関係ない授業は、ノートをとらず友達に見せてもらう」とか「暗記カードを全科目で徹底活用する」とか「電車の中では必ず英語の文法だけやる」といったもの。
こんな感じで、自分のやっていることに対して「こだわる」と言う要素を持つ必要があるのです。
あなたの知っている勉強のできる友人を思い出してみてください。勉強ができる人というのは、必ずと言っていいほど、何らかの、その人なりの強い「こだわり」を持っていませんか。
「こだわり」を持っていない優秀な人なんてほとんど見つからないはずです。
その「こだわり」と言うのは、他人から見るとときに「ちょっと変な人」くらいに思われるレベルだったりするのですが、それぐらいでちょうどなのです。
「これが俺(私)のこだわりだ!」と強く言えるものが特にないと言う人は、おそらく成績もおもわしくない状態のはずです。
これは勉強に限らず、仕事でもスポーツでも何でも同じですが、できる人というのは、必ずどこかちょっと変な「自分なりの強いこだわり」を持っているものなのです。
偉業を成し遂げたイチローなんて、10年間毎日カレーを食べ続けたわけで、突出した結果を出す人は、その結果の凄さに比例するように、必ず(他人から見ると)変な「こだわり」を持っています。
なんの「こだわり」も持たない人が、結果を出すことはまずありませんので。
試行錯誤を通して、そんな「自分なりのこだわり」が出てきたあとに、習慣化(無意識化)が出来上がると言う事ですね。
ちなみに、その「こだわり」はいくつあっても構いません。むしろ複数あるべきです。
1つだけ注意点をお伝えしておくと、「こだわる」と「固執する」は違うと言うこと。この違いは理解しておきましょう。
少し試してみて、自分に合わないやり方だったなら、それに「固執」せず、別のやり方を試せばいいわけです。
「学校の先生が勧めているから」「これまでこのやり方に時間をかけてきたから」といった本質的ではない理由で続けることを「固執する」と言います。
これに対して「こだわる」と言うのは、「自分にこれが合っている」と判断したものに対しては、安易にやり方を変えないことです。
「固執する」は精神的な弱さですが、「こだわる」は強さです。
この違いを理解して、ぜひあなたなりの「こだわり」を持ってほしいと思いますね。
その「こだわり」に妙に愛着が芽生えてきたら、もう少しで成績が爆上げする前兆です(笑)
それではまた。