- 2012-3-9
- 1ヶ月100記事企画, その他・雑談, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
- プチ笑い有り
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今回の記事は⇒「最近ちょっとした悩み事がある人」が対象です。内容が参考になりましたら、本文最後で応援クリックをもらえると嬉しいです。
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回の記事は、ほとんど遊びです(笑)。
といっても高度な思考の遊び。
しかも、今抱えている悩みから一時的に解放されてラクになります。場合によっては、悩みが完全に消え失せます(;`O´)
まあ、ただの雑談と思って聞いて下さいね。
あなたが何か今、悩み事をかかえているとします。そんなとき、まずはその悩み事から、いったん視点をズラしてみましょう。
「視点をズラす」とは、どういうことか?次のことを考えてみてほしいのです。
あなたが今、新幹線に乗ったとします。新幹線ってかなり速くて、東京から大阪まで2時間半ほどで行けるわけです。
私も仕事や関西の実家に帰る時などに使いますが、まあ速い。
午前中に東京の家を出て、午前中に滋賀の実家に着いたりしますから。驚異的なスピードです。
東京から大阪で2時間半ですが、これにもし24時間もずっと乗り続けたら一体どうなりますか?
そんな路線はないですが、新幹線で24時間直進し続けたら、東京~大阪の10倍くらいの距離を進むことになります。
さらにもし、もしですよ!もし仮に、24時間どころではなく・・・
【 85年間(!)】
もの間、ずっと新幹線に乗って、一度も降りずに直進し続けることを想像してみてください。
あくまで思考の遊びです。地球だとグルグル回るだけなので、宇宙に向かって新幹線が進んでいったら?85年間かけてどこまで進めるのか?
地球で新幹線に乗った赤ちゃんが、85歳のお婆さんになるまで、
ずーっと1日も止まらず、新幹線に乗り続けて宇宙を旅します。
あなたが今18歳なら、生まれてからずっと乗り続けていて、さらにあと67年間ずっと新幹線の中。その間、その新幹線は宇宙をまっすぐ進み続けるわけです。
いったいどこまで進んでいくのか?
実は、85年間新幹線に乗り続けて、ようやく到着するのが・・・
太陽
なんです。そう、あのお日様の太陽ですよ(笑)。
理科では何と習いました?「太陽まで『光のスピードで8分』です」なんて話があったような・・・。
この『光のスピードで8分』という言葉が、距離感のイメージをおかしくさせているんですよね。なんか8分って、かなり近そうですやん(^^;)
太陽自体も私たちは毎日見てますし、「かなり近い星」のイメージです。「光で8分」なんて表現では、リアルな距離感はわからないです。
宇宙の中ではあんなに近いと思われる太陽でさえ、『新幹線のスピードで85年』かかるわけです。
「銀河系から一番近いアンドロメダ銀河は、地球から250万光年の距離にあります」
などと聞いたあと、「太陽をのぞいた、地球から一番近い恒星までの距離は、4光年です」と聞いたときに
「4光年!ちかっ!すぐそこやん!」
みたいに思うわけですが、その4光年というのは、新幹線に乗っていくと、
なんと
1000年とか2000年とか、
そんな比じゃなくて・・・・
【 2700万年 】
かかります(;`O´)。
2700万年って、人間の祖先(アウストラロピテクス)が誕生してから400万年でしたっけ?
太古のアウストラロピテクス状態からようやくここまで進化した人類。この進化の過程を7回も繰り返す年月。
大昔、2000年前にキリストが誕生したと言いますが、2000年前なんてこのスケールだと「さっき」です。2000年前が「ついさっき」みたいな感じ。
500年前の信長の時代なんて、もう「今しがた」になります。
「ウィーッス、信長いる?」
「信長?えっと・・あれ?アイツ今そこの席におったで。ジュース買いに行ったんちゃう?」
みたいな。もはや信長なんてタメ歳レベル。同級生。竜馬とかにいたっては、もう同じ生年月日です(よくわからん)
とにかく、そんなアホみたいに2700万年の間、ずーっと、ずっとずっとずーっと(笑)、新幹線に乗って直進し続けるわけです。。
で、ようやく、ようやく、2700万年後に到着。超感動です。もう24時間走ってサライが流れるレベルの感動ではありません(*_*)
人間は絶対追いつけないほど猛スピードで走る新幹線が、2700万年かけてようやく到着した星。
それが地球からみて宇宙で一番近い恒星であり、わずか4光年だという事実。
ちなみに「一番近い銀河」であるアンドロメダ銀河は、240万光年。これが何百億個もある銀河の中で一番近い銀河。新幹線で行くと・・・もういいですね。
これが我々が住んでいる宇宙のリアルな(?)スケールなのです。
ところで・・・
あなたの悩みって何でしたっけ?
お母さんとケンカしたんでした?
駿台模試でD判定とったんでしたっけ?
・・・実のところ、宇宙の壮大さを想像していると、自分の悩みのあまりの小ささに気づきます(笑)。
で、うまく行けば、その悩みが馬鹿らしくなって、いい意味でどうでもよくなり、前向きな気持ちに切り替えることもできるのです。
ちなみに、以前何かの本で英語の人気予備校講師安河内先生も、「困ったときは宇宙をイメージすればよい」という話をされていた記憶があります。「我が意を得たり!」と思いましたね。激しく同意です。
悩みというのは、そこに焦点を合わせすぎると、どんどん心の中で肥大化していく傾向があるんですね。
私の枕や布団には、きっとダニがかなりいると思いますが、気にしたことはほとんどないです。たしかにO型ですが、今そういう話ではないです。
でも、もし私の枕にいるそのダニを、何かのカメラで拡大して写して、そのあられもない姿がベッドの隣のモニターに生映像として映し出されていたら?
もう絶対、寝れませんよ(笑)今、そのダニが枕にいるわけですから。
これと同じで、悩みというのはそこに焦点をあわせてしまうと、必要以上に拡大してしまい、大きく見えてしまうのです。
そんなときは、逆に宇宙のスケールの大きさに焦点を合わせましょう。あまりの悩みの小ささに、愕然とするかと思います(笑)
この思考の遊びは、最初に書いたように一時的な気休め程度にしかならないかもしれませんが、
人間気休めが必要なときもありますし、これが気休め以上の効果を発揮することもあります。
もしあなたが何かで悩んでしまったら、その悩みの大きさ・深刻さは、結局は自分の心が勝手に決めている部分も大きいということを、
架空の新幹線に乗りながら、一度思い出してみてください(^^)
P.S
私が精神的に疲れたときに見る動画です。
【宇宙ヤバイ】宇宙の極限を3分で表現。宇宙の果てから地球まで