- 2016-2-21
- 効率的な勉強法~基礎編~
こんにちは、中西です。
一昨日、公務員試験を目指して
勉強されている、ある資格受験生
の方から相談がありました。
相談の内容は、
「法律系の難しい文章を読んでいると、
すぐに雑念が沸いてきて、気づくと
違うことを考えて集中できない 」
というもの。
すでにご自身でいくつかの集中法を
ためされていたので、それ以外の方法を
お伝えしたのですが、
最後に私がお伝えしたのは
根本的に集中力の問題ではない可能性です。
今回の場合、
自分自身の集中力の有無が原因ではなく、
法律のその参考書の「内容の難解さ」の
問題の可能性もあるということです。
いくら集中力を高める方法を駆使しても
テキスト側が難解・わかりにくい・自分の
レベルをはるかに超えている場合は
集中法では完全に対応できないです。
この場合、解決策としては参考書を
その場で細部をしっかり理解しようとしないで
1、最初は中途半端な理解でもいい
2、その代わりスピードを上げて繰り返す
ことを前提にする
という条件で、どんどん先へ進めて行く
方法があります。
読書でもそうですが、
全体像を把握してから細部に入ったり、
とりあえず先の項目や章に進んでから
戻って改めて読んでみると、
理解が深まっていて難しかった部分が
すっと頭に入ってくることは多いのです。
宇都出雅巳さんという方の
高速回転学習法もそうですが、
テキストの細かい点をじっくり
時間をかけて理解するのは後回しにして、
【 まず目次・はじめに・おわりに・小見出しを
読んで全体を理解してから、細部に入っていく】
ことで、スピードも理解も速まる
というテクニックがあります。
これは「高速回転」という名のとおり、
高速で繰り返すことが前提です。
とくに難解な参考書や本の場合、
細部をじっくり理解しながら進めようとすると
頭に入ってくるのに時間がかかり
集中できないということはあるので、
逆説的ですが、そういう状況で
集中できないなら、
理解は中途半端でも
何回も繰り返すことを前提に
どんどん前に進めることを最優先にして
読んでみてください。
すると、最初から細部を頑張って
理解しようとする場合より
短時間で理解が深まることは多く、
難解なことを頑張って時間をかけて
理解するストレスも減り、
結果的に集中力も高まることが
少なくないです。
難しい参考書や本を読んでいて
集中力や、進むスピードに苦しんでいる人は
よかったら試してみてください。
それではまた。
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