- 2015-10-4
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
受験生にとって何より貴重なのは
言うまでもなく「時間」ですが、
この時間をムダにして
しまいやすい行為の1つに、
「メールチェック」(≒LINEチェック)
があります。
時間管理の観点から考えて、
「メールチェック」
には自分なりに一定のルール
(ex「午前中はメールチェックしない」など)
が必要になりますし、
過去何度かそういう話もしてきました。
が、実はメールチェックは
時間をムダにするだけではなく、
なんと人生の
「幸福感」
まで低下させていることが判明した
というのが今回の話。
カリフォルニア大学のグロリア・マーク教授は
「メールチェックというのは、
薬物やアルコールと同じ
“依存症”なのでは?」
という仮説を立て、
仕事でパソコンを利用している13人に
【 5日間メールをチェックしないと
どうなるかを調べる実験 】
を行いました。
うーん、なかなか大変そう(;゚ロ゚)
この実験の結果、
メールをチェックしなくなると、
定期的にチェックしている場合に比べて、
「心拍数が低下」
していることがわかったのです。
心拍数というのは長時間高い状態が続くと、
ストレスホルモンの
コルチゾールが分泌されて、
▼集中力が落ち、
▼精神状態も安定しにくくなります。
この実験の被験者たちも、
メールチェックをしなくなったとたん、
▼仕事の生産性も高まり
▼作業に集中できるようになった
のでした。
さらにそれだけではなく
興味深いことに、
被験者は、メールチェックをやめている間
「“幸福感”が数日続いた」
というのですヽ(´▽`)ノ
これを聞いて思い出したのですが、
全く別の研究で、
「親しい人たちとコミュニケーションをとる」
と幸福感を感じる脳内ホルモンが分泌される
ことがわかっています。
このメールチェックをやめる実験では、
メールチェックをやめたことで
職場の人たちと連絡をとるため
直接コミュニケーションをとる機会
が増えたようなのですが、
おそらくそのようなリアルの
「コミュニケーション」機会の増加
も、今回の被験者たちの
幸福感を高める脳内ホルモンを増やすことに
つながっていると思われます
(これは私の仮説ですが)。
まあさすがに実生活で
メールチェック(≒LINEチェック)を
完全に排除することは難しいと思います。
しかし、メールチェックは単に
時間をムダにするリスク
を抱えているだけでなく、
集中力の低下や、
さらにはある意味
人生でもっとも大事ともいえる
“幸福感”
まで低下させるリスクを
抱えているとしたら、
これは本末転倒になりかねないですし、
できるだけその時間を減らす方向で
考えて行った方が良さそうです。
毎日、メールやLINEのチェックで
日中の集中力が低下している感じや
何やら幸福感が低くなっているような
感覚がある人は、参考にしてみてください。
それではまた。