- 2025-3-1
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
先日、甘みのあるカフェイン飲料が体内時計を乱すという話をしました。
カフェインそのものは興奮作用があり、夜の睡眠に影響を与えることは知られていますが、この研究で明らかになったのは、
カフェイン単体であれば体内時計の乱れは起きなかったのに、砂糖などで甘みがついたカフェインを飲んでしまうと体内時計が乱れてしまう
というものでした。
この流れで、今回も甘みの代表格である砂糖の弊害について判明した研究をご紹介します。
結論から言いますと、
【 砂糖を減らすと老化が遅れる 】
ということが判明しています。
※参考:本記事下部に記載
これはカリフォルニア大学の研究ですが、39歳の女性342人を対象に食生活の調査を行いました。
その上で、食事の内容と「エピジェネティック時計」(細胞の老化を測る指標)を比較しました。
この研究の結果、
①地中海式の食事、野菜、ナッツ、魚などを多く含む食事をする人は、細胞年齢が若い傾向にあることが分かりました。
②砂糖をたくさん摂る人は、細胞の老化が進むことも判明しました。
③1日10gの砂糖を減らすと、細胞の老化を2.4ヶ月遅らせられる可能性があることが分かりました。
つまり、簡単に言うと、砂糖をたくさん摂るほど体が老化しやすいということです。
逆に言うと、体の細胞の若さを保ちたい場合は、砂糖の摂取を減らすのがポイントになります。
地中海式の栄養価の高い食事をしている人は、細胞年齢が若かったわけですが、そういった栄養バランスのある食事に加えて、
砂糖の量に注意する
ことが、アンチエイジングや若さを保つポイントの一つになりそうです。
したがって、お菓子や甘い飲み物をよく摂取していると、体が老化しやすいということになります。
甘いものが好きな人は、老化を早めたくないなら、甘い物をほどほどにしておくのが良さそうです。
※参考
Healthy Diet with Less Sugar Is Linked to Younger Biological Age
https://www.ucsf.edu/news/2024/07/428121/healthy-diet-less-sugar-linked-younger-biological-age