- 2015-3-20
- 効率的な勉強法~基礎編~
こんにちは、中西です。
学校や塾の授業で、先生の指示通りに
勉強していくのはとても危険です。
今回はそんなお話を。
新受験生のあなたが一番理解しておくべき点は、
どの科目の先生も、あなたが1週間の中で受験勉強に使える
トータルの時間など知らないということです。
さらに、どの先生もあなたにとって今どの科目を
伸ばすことが一番重要なのかについても、
一切把握してません。
あなたが今どの科目が苦手で、
どの科目が得意かも知りません。
今のあなたの状況において、1週間のうち
どの科目にどれくらい時間を費やすのがベストかも
一切把握していません。
あなたの志望校すら知らない場合が大半でしょう。
どの科目の先生も、あなたの状況など何も知らずに、
自分の担当科目の実力を高めてもらいたい一心で、
その科目の実力をアップしてもらうための
宿題・予習・復習・テスト勉強をするように指導します。
それはその先生のプロとしての職分ですから、
ある意味で当然。
しかし、「あなた目線」で見た場合、
授業を受けているすべての科目で、
すべて先生の言うとおりにしていたら、
処理しきれずに“消化不良”になる可能性が極めて濃厚です。
先生の言うことを、すべて真に受ける“素直でいい子”ほど、
その大きなリスクを知らないうちに背負うことになるでしょう。
私が高校のときも、自分のいたクラス(国立文系志望がメイン)
の受験では重要度が低い、とある科目の先生が
授業のたびに大量の宿題を出してきました。
結果、当然ながらその科目のクラス平均点は上がったわけですが
、これで一番喜んだのは誰かと言うと、その先生だけです。
この先生はやや極端な例ですが、全授業を全先生が言う通りに
そのまま受身でやっていたら、受験で失敗するリスクは
ものすごく上がることになります。
それぞれの先生が担当科目をキッチリ教えてくれていたとしても、
トータルで見たときに、それがあなたにとって
最適なベストバランスとは限らないのです。
むしろ、最適化されている可能性の方がずっと低いでしょう。
したがって、あなた自身が主体となって、
受験勉強をコントロールする手綱(たづな)をしっかり握って、
自分でバランスをとって行かないといけない、ということですね。