こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先日、1日の中で何か新しいタスク(=作業、勉強、仕事)が
急に発生した際に、それを後回しにするかどうかを決める基準として
【 2分ルール 】
というものをご紹介しました。
この2分ルールは、デビッド・アレン氏が提唱する
GTDと呼ばれる世界的に有名なタスク管理術の1つです。
今回はこのGTDのさらに根本的な考え方について。
このGTDというのは、何かツールが必要になるとか、
お金がいるとか、そういうものではありません。
タスクが発生する取り組み(受験勉強含む)を
効率的に進めていく、あくまで「考え方」です。
「考え方」なので、ツールはなんでもOKなんですね。
紙でもノートでも手帳でもWEBでも、
それを実践するために何を使ってもいいのです。
このGTDのもっとも特徴的な考え方に、
【 「やるべきこと」を頭の中にため込まないで、全部書き出す 】
という考え方があります。
「えーっと、今日はあと何するんだっけ?」とか
「今週は、あと何と何をしないといけないんだっけ?」
といったことを、一切考えない精神状態を作り出すのです。
作業の途中で「他のやるべきこと」について考えて不安になったり、
思考が途切れたり、集中力を落とさないようにするわけです。
そのために、まずすべての「やるべきこと」を
事前に頭から全部書き出す(頭から「吐き出す」イメージ)。
そうすることで、「あとは何も考えないで、ただやるだけ!」
という気持ちのいい心理状態になります。
そんな水のように澄み切った心理状態で、
ひたすら「目の前のタスク」に100%没頭できるようにする。
これがGTDの考え方です。
結局のところ、人の心理として
「あと、何と何をやらないといけないんだろう?」
といった不安を抱えながら、
完全に目の前のことに没頭することは難しいということです。
その状態では、心底気持ちよく取り組むことはできません。
手前味噌ですが、私が開発した
OCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)は、
このGTDとの相性が抜群のプログラムになっています。
強制的に1週間や1日のタスク(=勉強のTodoリスト)を
書き出す仕組みなので、それを書き出さない場合は
システムとして、勉強をスタートできない仕様なのです。
タスクをしっかり書き出すか、OCPを辞めるか、
の2択しかありません。ライフorダイです(-_-)
設計の段階で「物理的に勉強をやらざるを得ないシステム」
にするのが大事だと考えたので、そのようなプログラムにしました。
ただ、OCPの場合はネットとシステムを活用するわけですが、
GTDは「2分ルール」も含め、あくまで「考え方」です。
よって、その考え方を実践するツールは何でもいいのです。
受験生であれば、受験までの全タスクを書き出せれば理想ですが、
まだ難しい場合もあるでしょう。その場合は、最低でも
【 「今日」と「今週」のタスク 】
は、全部書き出してみることをおススメします。
そうやって、頭の中のモヤモヤを全部吐き出すのがポイントですね。
P.S
GTDの考え方もそうですが、
結局のところ、受験で勝てるかどうかは、
「自学自習の計画の達成率を高めること」
が出来るかどうかで決まる。私はそう考えています。
自分が決めた計画を、確実に処理して行けるかどうか。
これが受験のカギを握っているという考え方です。
OCPはそこをサポートしますが、サポートするのはその1点のみです。
ただし、この1点だけは徹底してサポートします。