こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先週、このメルマガで世界的に有名なGTDと呼ばれる
テクニック(というか考え方)をご紹介しましたが、
非常に好評だったので、その続編を。
GTDは、一般的には社会人の仕事の理論ですが、
結局のところ勉強も仕事も、
「目標を達成するために必要な考え方」
というのは、そんなに変わりません。
違う部分もありますが、共通点も非常に多いのです。
私のOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)も、
もともとは私がサラリーマン時代に体験して、
ものすごい威力があったコーチングの手法や仕事の方法論を、
受験勉強に応用したものです。
実体験で何度も何度もその良さを身にしみて感じていたので、
絶対に受験生はこの理論を勉強に取り入れるべきだ、
という信念で作ったのです。
なにが言いたいかというと、
仕事で有用なノウハウは、勉強にも応用が効きやすい
と言うことです。
でも、学校や塾では
「知識を教える」ことが今でも主流です。
その重要性はよくわかるのですが、それ以外の
「目標の達成率を上げる」
とか
「勉強計画の実行力をアップさせる」
という側面からのサポートが
非常に少ない(というかほとんどない)のです。
その意味で、デビッド・アレン氏が提唱する
このGTDと呼ばれる生産性アップのテクニックは、
学校では教えてもらえない部分を補える
いい考え方だと思います。
先週ご紹介したGTDの
「2分ルール」「やるべきことを全部頭から吐き出す」
という考え方も、まさに同じ。
そしてもう一つ、GTDの代表的な考え方に
【 週次レビュー 】
というものがあります。
これは簡単にいえば、1週間に1回は、
「1週間の進み具合をチェックしましょう」
「計画の現状確認や整理をしましょう」
「来週の予定を立てましょう」
ということ。
ようは週1ペースで、立てた計画の
「過去」「現在」「未来」に目をやりましょう、ということですね。
デビッド・アレン氏は、この「週次レビュー」こそが、
生産性アップにおいて、もっとも必要な習慣だと説いています。
これは本当に我が意を得たりでした。
私もOCPの開発時に
「週間目標の設定」と、「その達成率の把握・チェック」を
OCPの2本柱の1つにしたのです。
私はOCPメンバーには、
「1日の計画は予期せぬこと(急用など)で
達成できないことがあったとしても、
必ず『週間目標』は100%やり切って、
『1週間では辻つまを合わせる』ようにしてください」
と言ってきました。
かりに1日単位ではうまく行かない日があったとしても、
週間目標を毎週しっかり達成して行けば
長期的には確実に合格に近づくからです。
だから、言葉は違いますが
「『週次レビュー』が一番重要な習慣」だと説く
デビッドアレン氏の考え方には、とても共感する部分が大でした。
あなたも、もしこの「週次レビュー」(週間目標の設定・チェック)の
ような「週間単位で計画を立てる」という経験がないなら
一度、来週分からでも「週間目標」を作って
実行してみることをおすすめします。
初めてなら、初週は2~3個の簡単な目標でもOKです。
それを全部やり切って自信がついたら、
来週はもう少し増やしてみる。
考えすぎるとメンドクサくなるので、
軽く、すぐに始めるのがコツです。
これを1ヶ月(4週間)も続ければ、
予想以上に自分が成長しているのを感じることができますよ。
ちなみにOCPは半強制的に週間目標を作って
1週間をスタートさせるプログラムなので、
数ヶ月後には大半のメンバーが
週間目標をほとんど100%達成できるようになります。
この一番大事なポイントをバッチリ抑えているので、
合格に一番近づくわけですね。ええ、まあCMです(笑)
というわけで、1週間単位で
計画を設定・実行・チェックをすることは、
目標達成においてものすごく重要な鍵を握りますので、
ぜひこの点は覚えておいてほしいと思います。