- 2011-4-8
- 受験を突破するマインドセット
- サブ
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
最近、外を歩いていると桜が満開ですね。
いよいよ新年度が本格スタートして、学校も今週から始まりました。
新しいクラスになって最初のテーマは、なんといっても友達づくりでしょう。
私の経験則ですが、4月に仲良くなった友達とは、だいたいその後もずっと仲がいいことが多いです。
5月、6月になっても新しく友達はできますが、4月の友達はなんか一番‘’濃い‘’関係になりやすいんですよね
(とくに中一、高一、浪人、大学一年の4月に知り合った友達は非常に長く続くことが多いです)。
友達関係というのは、受験においても超重要な意味を持ちます。良いも悪いも、大きく影響を受けるからです。
良い刺激を受ける友達が多ければ、この1年であなたの成長は一人のときより加速します。
逆に、悪い影響を受ける友達と仲が良いと、この1年のあなたの成長が停滞します。ヘタをしたら「後退」する場合すらあります。
したがって、この時期に新しい友達を作るなら、友達関係が持つそういった側面というのも、頭の片隅くらいには入れておいたほうがいいでしょう。
(もちろん、いろんな流れで友達はできるわけで、上記のことだけを重視しすぎて、極端に誰かを無視したり、極端に特定の人とだけ付き合ったりするのは良くないですよ。。当たり前ですが念のため)
変な言い方かもしれませんが、いい意味で刺激を受ける友達が周りにいると、比較的「ラクに」成長できるようになります。
一人で無理に「頑張ろう!」と発奮するのは難しいですし、かりにうまく発奮できても、そのような一人での頑張りは長続きしにくいです。たとえるなら、自転車で坂道を登るような辛さでしょうか(!?)。
一方、周りの友人の向上心が高く、いい意味で「あいつの頑張りに負けてられん!」などと思えるほどに強い刺激を受けられる関係なら、
同じ「発奮」をしていても、外から受ける刺激ですから、それに後押しされる形でスムーズに自然な感じで努力ができ、またその努力も続きます。
たとえるなら、自転車をこいでいる後ろから誰かに押してもらっているような感じ(!)でしょうか。
同じ距離を進むなら、坂道を一人で登るより、普通の平坦な道を後ろから押してもらいながら進んだほうがラクじゃないですか(笑)
そういえば、徳川家康が「人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くがごとし」と言っていますが、受験でわざわざ家康みたいな苦労を積まなくても誰も怒りませんから(笑)。
「いかにラクをするか?」
なんていうと、なんかサボっているようなイメージ、なまけているようなイメージがありますが、
受験勉強においては、同じ「合格」という目標に至るなら、そこに至るプロセスを
「ラクに・効率的に・最短で」
進んだ方が正解なのです。
ちなみにこの考え方は、社会に出ても同じです。仕事で結果を出すために、
いかに「ラクに・効率的に・最短に」進むかを考えるのが重要で、「労働」そのものに価値があるわけではないのです。
ちょっと誤解されそうなのでしっかり説明しておきますが、「労働」そのものに価値があるなら、何時間もダラダラと残業している人が一番価値が高いことになります。
自分の心の問題として、ある労働に対して人間的な成長などの価値を見出すことはあるでしょうが、
少なくとも大半の人が就職するであろう一般企業の評価軸として「労働」そのものが高く評価されることはなく、大事なのはあくまで「結果」であり、
同じ結果を出すなら、より効率的に働き、短時間で残業しないで結果を出したほうが、100%評価されます(なぜなら、企業は「利益を追求する集団」という側面を持っているから)。
その意味で、受験で
「ラクに・効率的に・最短で」
合格を目指そうとするプロセスは、社会に出る上での1つの大変いい訓練になっています。
企業の採用担当者がいわゆる「いい大学」の学生を評価する場合に、こういった
「受験を効率的に乗り切って大学に入った経験」
を評価の1つにしているのも、そういう受験での経験が仕事にも役立つからなのです。
というわけで、若干途中から話がそれた気がしますが(笑)、今日のポイントは、
▼新年度、刺激を受けるいい友人を作りましょう
▼「ラクに・効率的に・最短で」という考え方を受け入れよう
ということでした。
これから怒涛の1年を進んでいくにあたり、よかったら参考にしてみてください。