- 2011-3-31
- 効率的なノートの取り方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
久々のブログ再開ですが、「前回の続き」(!)からいきます。
といっても、ここしばらく地震関連記事が続いたのと、諸事情によりしばらくブログが書けませんでしたので、
「前回」の内容をすぐ思い出せる方は、かなりマニアな方だけかと(笑)
前回の内容を簡単に復習しますと、一言でいうと「メモの効用」の話でした。
勉強中、あるいは1日の中で「ちょっとした気づき」があれば、それをメモしておく。
内容は何でもOKで、たとえばですが
「1日の勉強を計算問題から始めたら、調子が良かった」
「前の日に6時間しか寝てないと、夕方に眠気が襲ってきた」
「まずは宿題からやった方が、気持ちがラクになる」
「あきらめたらそこで試合終了だよ(スラムダンクより)」
「英単語の暗記は実際に口に出したほうが覚わる気がする」
とかなんとか、なんでも結構ですので、勉強していて、生活していて、何か
「ちょっとした気づき」
があったら、それをメモしておくことがすごく重要、
そんな話でした。
人間はとてつもなく忘れやすい生き物ですからね。そういった気づきをメモしておくことで、
ちょっとずつではあるのですが、改善・工夫がジワリジワリと積み重なっていきます。
それが積もり積もれば、数ヶ月後・半年後・1年後に、
「とんでもない差」
になっていくのです。
これは数値で計算してみると、実にわかりやすく理解できる話で、それが理解できると
「これからは絶対にちょっとした気づきも見逃すまい!!」
と強く思えるのですが、今回は長くなりすぎるので省略。
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で、ここまでが「メモの効用」の一般的な話になるのですが、ここで問題になるのが、
【どうやってメモを取るか】
という方法論の問題です。
簡単に言えば、「何にメモを書くか」ということですが、一般的にどんなものがあるかというと、たとえば
▼メモ用紙
▼付箋
▼携帯電話のメモ帳
▼メモ専用ノート
▼生徒手帳
▼システム手帳
▼ICレコーダー
▼パソコンのメモ帳
▼広告の裏
などなどですね。こんな感じで書くものはいくらでもあるわけで、どれが正解ということはないと思います。
ただ、これについて私自身が、長年メモをどう取るかといことについて非常に悩まされてきて、
ちまたのメモの取り方系の本なども何冊も読んできましが、どれも自分にはしっくりこなかった経緯がありました。
これまで試してきたことを挙げると、いくつもありますが、たとえばふつうのメモ帳を買ってきて、気づきがあるたびに、メモ帳から1枚をベリッと切り離してメモを書く。
それが1枚、2枚だけならなんともないのですが、毎日何枚もメモしていくと、1ヶ月もしないうちに、収集がつかなくなります。
ある本には、専用の封筒を用意して、ジャンル別に、書いたメモを封筒に入れるなんてやり方も紹介されていましたが、
私の場合は、グチャグチャになって、続きませんでした。あとからわざわざ封筒から出して見返す気も起きませんでしたし(笑)
そういえば、浪人時代には生徒手帳にメモを書いてましたね。
これもメモが少ないうちは悪くはないのですが、他の用事のメモや勉強の進捗なんかも一緒に書いていると、2ヶ月もすると、
「ちょっとした気づき」と「重要な案件」のメモがゴチャゴチャに混ざってしまい、わけがわからなくなります(笑)。ペンで色分けした程度では太刀打ちできません。見直す気も起きない。
そもそも、メモを取るときの大きな問題の1つは、
「あとで読み返す必要がある重要な内容のメモ」
と
「とりあえずメモしたけど、あとで不要になるメモ」
を、【メモを取る時点では判別がつきにくい】ということがあります。
そこで、1週間後とか1ヶ月後とか、自分に合ったペースで定期的に
これまで書いたメモの見直し作業
をする必要があるわけです。
たぶん、どんなメモの取り方をするにしろ、この「見直し作業」は外せないのではないでしょうか。
そして、「メモの取り方」において壁にぶつかるときは、だいたいにおいて、この
「見直し作業」に関連した部分で壁にぶつかる
場合が多いのです(個人的な経験則としてですが)。
かつて私が一度試したのが、パソコンのエクセルという表計算ソフトにすべてのメモを書きまくるという方法でした。
最初から、予想されるメモの内容をジャンル別に表にしておき、そこに思いついたことをジャンル別の表にメモ(というかパソコンで入力)していくのです。
エクセルだと、メモの重要度にあわせて色分けや文字の大きさ、太さも変えられるので、かなりビジュアル的にはかっこいいです(笑)
しかもペーパレスなので、無駄な紙も増えていきません。
この方法はなかなか良かったのですが、3ヶ月くらいでやめました。
エクセルには致命的な弱点が3つあったのです。それは
1、パソコンがそばにあり、パソコンの電源がついているときでないとメモできない。
2、メモが増えてきたときに、「不要になったメモの削除」が超めんどくさい
3、なぜか「見直す」気が起きない
私の場合、パソコンをつけている時間は長いので1の「パソコンが近くにないとダメ」という点はまだなんとか耐えられるレベルだったのですが、
2と3の弱点は、メモの有効活用の点では致命的でした。
とくに自分でも意外だったのは、3の「なぜか見直す気がおきない」という点。
結局メモは書いただけでは不十分で、上記の通り、どこかのタイミングで「見直す」(読み返す)必要があります。
エクセルはビジュアルがきれいで、重要度なども色分けできているので見やすいのですが、なぜか「見直す」気が起きないのです。
理由はわかりません。たぶん、メモした表がきれいすぎて、ジャンルごとに分かれて「しっかりまとまりすぎている」ので、それでどこか安心してしまうのかもしれません。
というわけで、エクセルにメモする方法も数ヶ月でアウト。その後、
付せん(ポストイット)に手書きでメモして、それをノートに貼り付ける方法
を試しました。
これも付せんを持っていれば「いつでもどこでもすぐにメモできる」という点では合格だったのですが、
こちらも重要な「見直す」作業に難がありました。
ノートに付せんを貼り付けていってある程度それがたまってくると、
後日見直しをして「不要な付せん」だけをはがしていくと、もうノートが「虫食いのような穴(空白)だらけ」になるのです。
で、それを整理しようとすると、結局すべての付せんを再度貼り直して別のページにまとめ直す必要がどうしても出てきてしまうのです。
これがもう異常にめんどくさい!下手したら毎週1時間とか2時間とか、その作業だけにかかってしまう。
「2時間もペタペタ貼り直して、オレ一体何やってんだろ・・・」
と、メモを見直すのでなく人生を見直す始末(笑)
というわけで、付せんのメモも個人的には却下となりました。
そんなわけで、ズボラな私にとっては、「メモの取り方」については永遠にうまくいかない悩みのタネだったのです。
が!!
最近になって、ついに私にとって「しっくりくるメモの取り方」に行き着きました。
もちろん何事にも一長一短があるので、その方法は100点満点ではありませんし、
これを読まれている読者の方全員にその方法がしっくりくるとも言いませんが、
少なくとも、私にとっては、
1、いつでもすぐにメモできる
2、見直す気が起きる
3、不要になったメモの整理が簡単
という、これまでのメモの課題3つをすべてクリアしたという点において、
合格レベルの「メモの取り方」だといえます。
ちなみにこの方法は、私がこれまで読んだ「メモの取り方」系の本には書いてませんでしたし、雑誌のメモ特集などでも見たことはないです。
その方法は、意外にも「身近なある文房具」を活用するものでした。
悩みの種だった「3つの課題」をすべてクリアしたその方法とは・・・
すいません、長くなりすぎたので次回に続きます。。。