- 2012-3-21
- 1ヶ月100記事企画, 効率的なノートの取り方, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
授業でノートを取るときのコツは、「読み返したときに確実なチェックができるようにすること」です。
多くの人は、先生の板書をそのまま写すわけですが、先生は生徒が復習する際の「記憶効率」まで考慮していないことも少なくありません。
ようするに、まんま板書してもその科目の単なる「データ集」ができるだけで、
そのノート自体を読み返すときの効率性に欠けていることが、多々あるということです。
せっかく手間と時間をかけて作ったノートを、単なるデータ集にしないための工夫の1つとして、ノートを「一問一答」にするという方法があります。
やり方はカンタンで、ノートの1ページの真ん中に縦線を引いて、その左側に問題を、右側に解答を書くのです。
右側に書く問題というのは、先生が出した問題や参考書の問題とかではなく(もちろんそれを書いてもいいですが)、基本は、「自分で作った問題」です。
「自分で問題を作る」というと、なんだか大変そうに聞こえるかもしれませんが、慣れればすぐに作れるようになります。
何もあなたが市販の問題集の著者になるわけではありません。自分用に自分のための問題を作るだけですから、形式ばる必要もないです。
授業を聞きながら、先生の板書をそのまま書き写すのではなく、カンタンな問題にして、左側に問題、右側に解答を書いておく。
こうしておくと、復習をするときに、ものすごく効率的になります。
板書そのままだと、復習も「ただ読み返す」だけになることが多く、それでは、本当に覚えたかどうかのチェックができません。
そのチェックのために、別途また問題集をやることになるわけですが、ノートが「問題集化」していれば、
ノートの復習の時点で確実に実力がついていくので非常に効率的です。
また、「問題を作る」というプロセス自体に、お宝が隠されています。
問題を自分で作ると「理解を深める」効果があります。理解が浅いままでは、問題そのものが作れないのです。
さらに自分で解答も作るわけですから、その部分も非常に記憶に定着しやすくなるわけです。
これを授業のあとに作っていたら大変ですが、すべて「授業中に」やる行為ですから、時間的にもムダがありません。同じ授業時間を、非常に有効活用できるわけですね。
というわけで、同じ時間を使っているのに、ノートをまんま板書するだけの人と、
可能な限り自分で一問一答を作っている人。この2人は、のちのちすごい実力の差となってしまうのは明白です。
同じ時間を使うなら、ぜひノートをとるときは、可能な限り一問一答化(問題化)してしまうことをおススメします。