- 2010-12-18
- 受験が終わった後について, 受験の意味を考える, 受験を突破するマインドセット
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
はやいもので今年も残り10日余り!
センター試験も残り1ヶ月を切りまして、いよいよ怒涛の受験直前期がさしせまってきております。
といっても、センター試験で入試が終わる人も少ないはず。まだ本番までは1ヶ月ちょっとから2ヶ月程度の方が大半だと思います。
この時期になってくると、効率よく勉強する「要領」の部分も非常に大事なのですが、
それと同じかそれ以上に、あなたの持つ
「マインド(気持ち)」
のあり方のほうも、極めて重要な要素になってきます。
この孤独で不安で辛い状況の中で、いったいどうやって自分の気持ちのバランスをうまく保って勉強していくか。
そういったセルフコントロールも、いまあなたに求められているのです。
これまで部活の大会や習い事などの大会、あるいは生徒会・文化祭・体育祭などの活動などをとおして、
そういった「大本番」に向かう自分をうまくコントロールしながら、乗り越えた経験がある方も少なからずいるでしょう。
ただ、受験というのは、これまでの「大本番」とはたぶん比較にならないくらいの、
本当の意味での「超・大本番」
といえると思います(脅かしているわけではありませんが。。事実としてですからね)。
とはいえ、大事な視点なのであえて書きますが、
将来目指す職業などにもよりますが、受験の結果によって、本当の意味で「人生の勝負が決まる」ということは
ほとんどありません!
受験の結果があなたの「人生の最終判定」を下しているわけではありませんからね。
これはある意味当然の話です。まさか受験が人生の最終勝負になっているはずがないのです。
受験に成功したのに、その後の人生が泣かず飛ばずで苦労をしている。そんな人は世の中にはゴマンといます。ゴマンどころか、ゴジュウマン、ヒャクマンといるでしょう(笑)。
逆に、受験に失敗したのに、後の人生で大逆転の幸せ人生を送っている人も、ゴマンどころかヒャクマンでも足りないでしょう。
受験で人生の「最終勝負」は決まりません。
受験ブログでこんなこと言っていいのかわかりませんが、これは事実ですので、断言してもいいと思う。
というわけで、まずこの点は大前提として頭の片隅に入れておく必要があると思いますね。
では、受験の結果は、人生に大きな影響を与えないのかというと、そんなことはもちろんなく、
あなたの人生に相当大きな影響を与えます。
人生の「最終勝負」は決まらないのですが、
受験の結果次第で、かなり大きく人生が変わる
ことも、また事実なのです。
なぜなら、入る大学によって、施設や校風が違うのはもちろんのこと、
教えてくれる先生も学ぶ内容も違いますし、付き合う友人の意識レベルやそこから受ける影響も違いますし、
そういった数々のネットワークから入ってくる情報の質も違ってきます。卒業後の付き合いなども違ってくるでしょう。
そういった意味で、あなたの志望する大学に行けるか、不本意な大学に入ってしまうかで、
あなたの今後の人生は相当大きく変わります。
それは、「いい意味でも悪い意味でも」大きく変わるということなんですが、
志望校に行けずに、不本意な大学に入ってしまったら、「悪い意味で」大きく変わる可能性が一気に高くなります。
くり返しますが、受験で人生の「最終勝負」は決まりません。が、ここで失敗してしまうと
本来もっと良くなっていたはずのあなたの人生が「悪い意味で」大きく変わる可能性
が高くなるのです。
もちろん、ここで成功したら、あなたの様々な可能性が一気に開ける可能性が高くなります。
本質的には、受験とはそういうものだと思うのです。人生の最終判定が下るわけではないが、その結果によって非常に大きく変えられてしまう。
まずは、受験というこの一大イベントが持っている、こういった本質的な意味を、ある程度理解して、
その上で受験にのぞむ必要があるのではないかと、私個人的には思っています。
そしてさらに、このある意味非常にめんどくさい(!?)受験という一大イベントに参加することによる、
あなたにとっての大きなメリットが、もう1つあるのです。
(次回へ続く!) ⇒次回記事はこちら
P.S
今回は受験のテクニックの話ではありませんが、今このタイミングで改めて頭に入れておいて欲しい内容だと思ったので書きました。
受験1週間前にこんな話されても、それどころじゃないでしょうからね(笑)
明日は、もう1つ、受験の持つ意味をお話したいと思います(たぶん学校ではあまり語られない内容)。
それを頭の片隅に入れた上で、最後の直前期にのぞむと、あなたがベストをつくせる一助になるかと思いますので。
※次回記事⇒「受験の成功体験は半永久的にDNAに組み込まれる」