- 2010-12-16
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、前回の記事の続きです。「仮眠」についてのお話。
<前回の記事>
うまく仮眠をとれる人は、勉強に長時間集中できる(前編)
私は高校時代に「仮眠をとる」という
言葉の意味がよくわかりませんでした(笑)。
「ちょっとだけ寝るなんて、
よく器用にそんなことできるね」
などと思っていたのです。
が、いろいろ調べていくうちに、考えを改め、
私の中では次のような結論に達しました。
「仮眠」とは、
「夜の長時間睡眠の短いバージョン」
などではなく、
最悪、寝なくてもいい
もの、ということです。
どういうことかといいますと
目をつぶっているだけ
の状態でも、「仮眠」になるということ。
ちなみに「仮眠」の辞書的な意味は
仮眠:一時的に短時間眠ること(大辞泉より)
ということになるのですが、
勉強にこれを取り入れようとするときに、
必ずしも文字通り「眠る」必要はないのです。
一説によると、目をつぶっているだけ
でも睡眠の半分くらいの効果があるそうです。
携帯やパソコンでもそうですが、
文字データより画像や動画の方が
圧倒的にデータ量が重いですよね。
パソコンや携帯にあまり動画を
たくさん保存したら
すぐ容量がいっぱいになると思います。
脳もそれと同じで、
目を開いて視覚から入ってくる
映像を処理するのは、けっこうな
負担がかかっているのです。
その“重い”負担を無くすには
「目をつぶる」のが一番手っ取り早い方法
というわけですね。
したがって、
「目をつぶる」だけでも脳にとっては
かなりありがたい休憩タイムになる
ということなのです。
やってみるとわかりますが、
長時間勉強をしていて、頭がボーっと
してきたり
疲れを感じたときに、
机にうつぶせになって、
「眠れなくてもいいから」
5~10分程度目をつぶる。
そうすると、起きたとき(というか顔を上げたとき)に
頭がスッキリしていることに
気づくと思います。
(そのときの疲れ具合にもよるので、
5~10分では足りない感じなら
20~30分程度にしてもいいでしょう)
もし、目をつぶるだけのつもりだったのに、
つい寝てしまったとしても、
アラームを設定しておけば心配ありません。
こういった数分程度「目をつぶる」だけの
仮眠というのを上手に勉強の合間に取り入れて
いけば、
今よりずっとストレスが少ない状態で
勉強を進めることができると思います。