- 2013-7-10
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これは受験生活においてもそうですし、合格後の生活においてもそうなのですが、
自分の中で「尊敬する人」に出会うことがあると思います。
それは自分の友人・知人・先輩・後輩という直接知っている人かもしれないし、
直接出会わなかったとしても、ネット・本・雑誌・マスメディアなどを通して、「うわー、この人すごいな」と思う人です。少なくとも年に何回かは、そんな人に出会うはずです。
尊敬できる人に出会う数が多い人ほど、自分の成長も速まります。
だから、そういう機会は誰にとってもすごく貴重な機会になるわけですが、
このときに注意しておかないといけないのは、その尊敬する人が実践した(もしくは今もしている)「ノウハウ」の部分に目を向けすぎない、といいうことです。
何か特定の分野で秀でた結果を出している尊敬する人に出会ったとき、多くの人はその人がやっている「ノウハウ」や「実践していること」の部分に注目します。
たとえば、受験生であれば合格体験記を読んでいて自分が目指している試験の合格者に出会うと、ついどのような参考書を使って、どのような予備校に通って、どのような生活パターンをしていたかに目が向きがちです。
それはとてもわかりやすい部分ですし、実際その人のやっていることを真似れば効果を出せることも少なくないですから、それはそれで重要ではあります。
ただ、そういった具体的なノウハウや実践内容の部分だけでなく、その尊敬する人の「考え方」(マインド)の部分にも、よーく注目しておいてください。
「ノウハウ」と「考え方」というのは、車の両輪のようなものですが、多くの人はわかりやすい前者の方に偏って注目してしまいがちなのです。
しかし、そのあなたが尊敬する人を、尊敬する人にならしめたのは、ノウハウではなく「考え方」の部分です。
まず先に、受験勉強や何らかの課題に取り組むときの「考え方」がベースにあって、その「考え方」に吸い寄せられるような形で「ノウハウ」が集まってくるのです。
だから、あなたが尊敬する人に出会い、少しでもその人に近づきたいのであれば、時間の経過とともに変わってしまう「ノウハウ」以上に、
その人がどのような「考え方」で物事に取り組んでいたのかを学び、それを身につける必要があります。
「成功する人は、何をやっても成功する」とも言われますが、それはつまり物事に取り組むベースとなっている「考え方」の方が、何かを成し遂げるときの一番重要な鍵になっていることを意味します。
エジソンのようになりたいのであれば、エジソンが具体的にどのような道具を使い、どのような仕事環境で電球を発明したかということよりも、
「電球を発明するまでは、何万回失敗してもあきらめない」
と考えていた、その「考え方」の部分をマネすべきなのです。
受験でも、部活でも、習い事でも、仕事でも、すべてにおいてこの「考え方」の部分が重要になります。
尊敬する人に出会ったら、その人が物事に取り組むときの「考え方」の部分をしっかり読みとるようにしてください。
その「考え方」を参考にし、もしマネをするならその「考え方」をマネしていくのが一番重要だという点を、忘れないでほしいと思います。