- 2013-5-27
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強をしていて
「最近、なんだかちょっと集中力が低下しているなぁ」
というような状態になることが、誰でも多かれ少なかれあるかと思います。
こういうテンションがちょっと低めのときに、一気に「集中している自分」を取り戻す方法があります。それは、
【 15分だけ思いっきり集中する 】
という方法です。
具体的には、まずキッチンタイマーを用意して15分にセットし、「今から15分間だけ、思いっきり超集中するぞ!」と考えます。
このときに、取り組む内容は何でも結構です。
とはいえ、まああまり深い思考を要するような数学の難問とかはやめておいてください。「考える」だけで時間がすぎてしまうので。
15分でも完結できるような、わりと単純な暗記ものなどがいいでしょう。
タイマーの設定、やることの準備、気持ちの準備がすべてできましたら、はい、「よーいスタート!!」という流れ。
そして、スタートしたら、この15分間は自分の中のMAXレベルで超集中して取り組みます。
端から見ると「鬼気迫る」という感じのオーラを出します。仮に名前を呼ばれても、まるで聞こえないレベルです。
震度4でも気づかない、軽くコチョコチョされても動かない、テレビでジャパネット高田の社長が甲高い声を発していても全く聞こえない、そんなレベルで15分間だけ超集中するわけです。
たったこれだけのことなんですが、実は15分たったら違う自分になっています。プチ変身しているのです。
どう変わっているのかというと、「集中モードに入りやすい自分」に変わっているということです。
スポーツや習い事をやっていた人ならわかると思いますが、スポーツや習い事というのは、たとえば1週間くらい休みをとってしまうと感覚が一気に鈍ります。
これは人間の身体機能、脳などすべてにおいてそうですが、しばらく使わないとどんどん感覚が鈍っていく傾向があるわけですね。
で、これを受験生にあてはめて考えますと、なんとなく「ダラダラ勉強する癖」がついてしまった人は、それがもう1週間どころか、数週間、数ヶ月と続いている場合もあるわけです。
そして知らず知らずのうちに、「ボーッと軽く勉強に向かっている状態」があたり前になってしまい、「超集中して勉強する」という感覚が自分の中で完全に忘れてしまっていることが少なくありません。
そこであなたが忘れてしまった、この「超集中して勉強する」という感覚を取り戻すことが重要になってきます。
そのための方法が「15分だけ思いっきり集中する」という方法なのです。
これを行うことで、あなたが数週間、数ヶ月とすっかり忘れてしまっていた「集中して受験勉強をする感覚」を思い出すことができます。「ああ、そういえば集中して勉強するって、こんな感じだったな」と。
これもスポーツや習い事と同じなのですが、こうやって一度思い出した感覚というのは、しばらくは体が覚えていますので、その後当面は簡単に勉強に集中するモードに入れるようになります。
何事もそうですが、「感覚を忘れてしまう」ということがあるわけですね。
「勉強に集中する」という感覚も同じで、しばらく遠ざかっているとその感覚を忘れてしまうのですが、忘れてること自体に気づいていない場合が多いわけです。
だから、それを一気に思い出すために「15分だけ、思いっきり集中する」という体験をして、感覚を思い出す。
ちなみに、この15分というのはあくまで目安なので、長いと感じる場合は、10分、なんなら5分でもかまいません。
ポイントはあくまでも、「勉強に超集中する感覚を思い出すこと」ですからね。
あまり長い時間試しても、慣れてないので時間終了まで体がもたない場合もあります。よって最大でも15分くらいがいいでしょう。
イメージとしては、眠っている人の顔にバケツで水をぶっかけて、一気に目を覚まさせるイメージです(笑)。
この目を覚まさせるバケツの水というのが「15分の超集中」のことで、ようするに自分の中で眠ってしまった感覚を呼び覚ますわけですね。
「最近なんだかあまり勉強に集中できていないなぁ」という人は、ぜひいつのまにか忘れてしまっている
「超集中して勉強する感覚」
を、短い時間で体験して思い出してみてください。