- 2013-8-30
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
手帳や携帯電話には「カレンダー機能」がついていますが、それ以外にも壁にカレンダーがかかっていたり、
勉強机の上に卓上カレンダーを置いている受験生もいるかと思います。
どれも通常は1ヶ月単位で表示されるカレンダーになっていると思いますが、受験生がこの1ヶ月単位のカレンダーを使う場合に注意しておいてほしい基本事項として
1、メインのカレンダーを決める
2、予定や勉強計画を書き込むのはメインのカレンダーのみ
3、それを1日2回以上はチェックする
というポイントを外さないことです。これは基本的な部分ではありますが、ここを抑えていないとカレンダーから得られる効果が薄れてしまうので注意しておいてください。
1の「メインのカレンダーを決める」というのは、上記のようにカレンダーというのはあちこちにあることが多いため
自分の中で明確に「私のメインカレンダーはこれ!」とハッキリと決めておかないと、
複数のカレンダーに対して注意が行ってしまい、勉強計画に関する思考が分散されてしまうからです。
最悪なのは「あっちのカレンダーにも、こっちのカレンダーにも、そっちのカレンダーにも、予定や締め切りが書いてある」というような状態。
そんな状態では、計画や予定に対する意識が分散されてしまい、ひどい場合は予定を見落としてしまうことにもなりかねません。
よって、当然ながら2の「予定や勉強計画を書き込むのは、メインのカレンダー1本のみ」に絞り込むことが大前提になってきますし、
単に書き込むのではなく、1日数回はその書き込んだ予定・計画をチェックして、意識の上にのぼらせる必要もあるわけです。
たとえば当会が運営しているOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)で行っていることとして、
ふだん一番強く意識するのは「1日のTodoリスト」と「週間目標」であり、その2つの目標達成に向けて1日の勉強を頑張るわけです。
が、その目標のもとになっているのが、自分で1ヶ月~数ヶ月単位で考えたスケジュール(勉強計画)なのです。
この場合、スケジュールといっても難しい話ではなく、端的にいえば、「この勉強を○月○日に終わらせる」という「締め切り日」を設定すること。
よって、月単位のメインカレンダーには、各参考書・勉強分野の「締め切り日」が書いてある必要があります。
そして書くだけではなく、そのカレンダーは最低1日2回以上はチェックして、
自分の意識の中に、それぞれの締め切り日がいつだったかを思い出す時間を持つようにしてください。
「ああそうだ、○○の問題集の締め切りは9月15日で、△△の参考書は9月25日までに2周目を終わらせる予定だったな」
という形で、意識の上にのぼらせるわけですね。
それを毎日続けていくことで「締め切り日」と「今日の自分の勉強」が明確に連動していることを認識できるようになり、
その認識が緊張感を生んで、勉強に向かう集中力ややる気の向上につながっていきます。
当然、締め切り日が近づいてくるにつれて、どんどんその勉強に向かう緊張感も高まっていきます。
「あー、あと○日で終わらせないといけないのか!」
「うわー、あと△日だ。ちょっとヤバくなってきたかも!」
などといった形で良い意味での緊張感を保ちつつ、しかもその気持ちを締め切り日まで少しずつ高めて行きながら、勉強していくことができるということですね。
月間カレンダーに書いた「締め切り日」のマメなチェックは、このように緊張感を保ちながら、予定のズレを最小限に抑える抑止効果もありますので、
どれか一つ、メインのカレンダーを明確に決めた上で、そこにあらゆる「締め切り日」を集約させ、
最低でも毎日2回以上は、それをチェックするようにしておいてほしいと思います。