- 2024-11-24
- 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
私が運営するコーチングプログラムでは、朝のルーティーンを目標に取り組む方が多くいらっしゃいます。
先日、あるメンバーさんが朝のルーティーンに少し変更を加えたと話してくれました。
その新しいタスクとは、
「ベッドメイキング」
(ベッドの上の布団やシーツなどを整えること)を朝の習慣に加えるというものです。
話を伺ったところ、ベッドメイキングをすることで幸福感が高まるという研究があると教えてくれました。
そこで調べてみたところ、2014年にアメリカの海軍特殊部隊「シールズ」出身のウィリアム・マクレイヴン氏が、母校のテキサス大学で卒業スピーチを行い、
その中でベッドメイキングの重要性について語っていたことがわかりました。
スピーチのテーマは「世界をより良くするにはどうすればいいのか」という壮大な内容でしたが、その最初のポイントとして挙げられたのが朝のベッドメイキングでした。
(ちなみに、この元動画は700万回以上も再生されています。)
マクレイヴン氏によると、なぜ朝のベッドメイキングが重要かというと、
朝一番に小さなタスクを完了させることで自己肯定感が高まり、自信がつき、幸福感が向上するから、とのことです。
その結果、より良い一日を過ごすことができ、それが積み重なることで世界をより良く変える力になる、という趣旨のスピーチでした。
また、海外で行われた6万8千人を対象とした調査では、59%の人がベッドメイキングをしていないという結果が出ています。
※参考:本記事下部に記載
27%は自分で実行しており、12%は家政婦に依頼しているとのことでした。
興味深いことに、ベッドメイキングをする人の71%が「自分は幸せだ」と答えたのに対し、
ベッドメイキングをしない人の62%が「自分は不幸だ」と認めているそうです。
さらに、ベッドメイキングをする人は仕事が好きで、定期的に運動し、十分な休息を取っている傾向がある一方で、
ベッドメイキングをしない人は仕事を嫌い、運動を避け、疲れた状態で目覚めることが多いというデータもありました。
全体的に見ると、ベッドメイキングをする人は、そうでない人よりも幸せで成功している傾向があるとのことです。
もちろん、これらはあくまで相関関係であり、因果関係ではありません。
ベッドメイキングをしない人が幸せになれない、成功できないというわけではありませんし、幸せで成功している人が必ずベッドメイキングをしているとも限りません。
それでも、相応の相関関係が認められていることから、朝一番にベッドを整えることが、その人の幸福度に影響を与える可能性はあると考えられます。
私自身は、起床して布団がぐちゃぐちゃの状態でいることはまずありませんし、必ずベッドメイキング(という意識すらほぼありませんが)をしています。
逆に、これをやらないで1日をスタートすると気持ち悪いですし、自分自身に負けた感じがして、明らかに調子が狂うことは間違いありません(-。-;
特に、仕事部屋や勉強部屋にベッドが置いてある方や、ワンルームマンションの方など机の側にベッドがある方は要注意ですね。
ベッドの上がぐちゃぐちゃだと、その状態がそのままメンタルに影響しやすいですから。
もし、ベッドメイキングをせず、布団が乱れたままで1日をスタートさせている方は、
たった30秒程度の時間を使ってベッドメイキングをしておくことで、メンタルにプラスの影響が出る可能性が高まりますので
一度きっちりとベッドを整えてみると良さそうです。
※参考
Make Your Bed, Change Your Life?
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/brain-candy/201208/make-your-bed-change-your-life