- 2024-11-13
- 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
先日、コーチングのセッションで、ある男性メンバーさんが「玄米」について話をされていました。
その方は、これまで朝食に白米と玄米を混ぜて食べていたそうですが、
ある日、白米を切らしてしまい、玄米だけで朝食をとったところ、午前中の調子がいつもより非常に良かったとのことでした。
さらに、翌日のお昼も玄米のおにぎりを食べたところ、午後の調子がとても良かったそうです。
この話を聞いて、私は「それなら当然、調子が良くなるだろうな」と思いました。
というのも、白米と玄米を比べると、玄米の方が血糖値が上がりにくいため、白米と混ぜたものよりも、玄米だけのご飯の方が血糖値の上昇を抑えられるからです。
そのため、玄米だけで朝食をとった日は午前中の調子が良かったのは理にかなっています。
さらに興味深いのは、単に玄米を食べただけでなく、冷めた玄米のおにぎりをお昼に食べたという点です。
実は炭水化物は冷めると、レジスタントスターチという食物繊維と同等の成分ができるため、食後の血糖値が上がりにくくなります。
つまり、白米であっても、おにぎりなどの冷めた状態で食べると、同じ分量を温かい状態で食べるよりも血糖値の上昇が抑えられるのです。
まして、もともと血糖値が上がりにくい玄米が冷めた状態であれば、さらにその効果が高まります。
こうした理由から、冷めた玄米おにぎりは、血糖値の観点では最強の炭水化物と言えるかもしれません。
おそらく、ご飯類の中でも冷めた玄米おにぎりほど血糖値が上がりにくいものは少ないでしょう。
もちろん、おにぎりでなくても、玄米を温かい状態ではなく冷めた状態で食べると、最も血糖値が上がりにくくなり、食後の眠気も起こりにくく、調子が良くなると考えられます。
ちなみに、先ほどお話しした「炭水化物が冷めると食物繊維と同等の成分ができる」についてですが、この成分は「レジスタントスターチ」と呼ばれています。
以前このメルマガでも紹介しましたが、『炭水化物は冷まして食べなさい』という本で私が初めて知った概念です。
個人的には、そもそもお昼に炭水化物を食べない方が良いと考えていますが、どうしても炭水化物をとる必要がある場合は、なるべく冷めた炭水化物がおすすめです。
玄米おにぎりが難しければ、白米であっても冷めたおにぎりなどの冷えたご飯を選ぶことで、温かい白米を食べるよりは食後の眠気も抑えられます。
例えば、寿司を食べた後にあまり眠気がこないと感じる人が多いようですが、これは寿司のシャリが冷めているため、
通常の温かい白米よりも血糖値が上がりにくいことが理由と考えられます。
また、うどんやパスタなどの麺類も、冷めている方が食後の調子が良くなりやすいです(美味しさは別ですが)。
というわけで、食後の血糖値の上昇による眠気を防ぎたい場合は、可能であれば炭水化物を控え、
どうしても摂る必要があるときは冷めた炭水化物を選ぶことで、温かいものよりも眠気が軽減されるかと思います。
よろしければ参考にしてみてください。