- 2024-3-30
- メンタルの話, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
水原元通訳の違法賭博・窃盗問題で、メンタルが心配されていた大谷翔平選手ですが、昨日あたりから調子が上がってきたようです。
金曜日の試合では3回出塁し、チームの勝利に大きく貢献したとのこと。(この日のドジャースは7対1で快勝)
それまで大谷選手は問題が発覚して以降、13打席連続無安打だったようですが、ここに来て突然の復活。
で、興味深かったのは、この突然の復活の原因が「前日の睡眠」にあったようです。
もともと大谷選手は、夜の睡眠が10時間(多い時は12時間)も寝る人で有名ですが、これに加えて、前日は昼に3時間の睡眠も取ったそうな。
この十分すぎる睡眠で心身ともに元気が復活し、翌日の解消につながったようです。
▼水原一平氏騒動ショックの大谷翔平「3時間、昼寝して、夜も寝ました」たっぷり睡眠でリカバリー(日刊スポーツ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1637c68f1c383e69a2b9d67bef21dcb38a43d48a
メンタルの状態と睡眠時間が大きく関係しているのは、研究でも判明しています。
国立精神・神経医療研究センターの研究では、1日8時間睡眠を5日間継続して取った場合と、4時間睡眠を5日間継続して取った場合で、脳の状態を比較しています。
この結果、睡眠不足が続くと「ネガティブな情報に対する反応」が過敏になることがわかりました。
結果として、脳はうつ病などメンタル疾患の患者と似たような状態になったようです。
▼【参考】国立精神・神経医療研究センター・三島和夫部長らの研究グループが、 睡眠不足で不安・抑うつが強まる神経基盤を解明
以前紹介した別の研究では、「睡眠不足になると、性格が利己的になる」というものもありました。平たく言えば睡眠不足で「嫌な奴になる」ってことです笑
ようは睡眠不足は、自分自身のメンタルをうまくコントロールできなくなりやすいということでしょう。
逆に言うと、メンタルの調子が悪い時は、大谷選手のようにたっぷり睡眠を取ればいいと。
たっぷり睡眠をとれば思いのほかメンタルの調子はあっさり解決する(問題そのものが解決しなくても、それを受け入れる気力が蘇る)可能性が高まる、ということだと考えられます。
メンタルの調子が悪い時に、そのことばかり考えて寝られなくなることもありますが、そのせいで睡眠不足が続くと、ますますメンタルが負のループに陥りかねません。
本当の問題は、問題自体にあるのではなく、問題を受け入れるキャパ(精神状態)が自分にあるかどうかなのかもしれません。
あまりにもベタな解決策とも言えますが、困ったときにはなるべく少しでもたくさん寝るのが大事ですね。
ベタですが、意外と見落としやすい解決策ですので、しんどい時は「とりあえず寝る」を試してみてください笑
P.S.
寝る時間がない人は本当に寝なくても、目をつぶるだけの仮眠や瞑想でも一定の効果があります。
また睡眠に匹敵する少し特殊な瞑想テクニックもあるのですが、これは近日紹介予定。