- 2024-1-15
- 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 勉強を楽しむテクニック, 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
私が運営するコーチングプログラムに
「英語の勉強」
で参加してくださっているNさんと言う方がいます。
参考書や問題集を自学自習で進めておられるのですが、仕事をしながら忙しい中で、いかに勉強時間を確保して、
その限られた時間で、いかに効率的に進めるかを常に工夫しながら日々勉強されています。
そんなNさんですが、本日のコーチングで興味深いことを言っていました。Nさん曰く、
「英語のテキストをコピーして、それをお風呂に持ち込んで勉強すると、1番進むことがわかりました!」
とのこと。テキストを直接お風呂に持ち込んだら濡れてしまうリスクがあるので、まず本日やる分だけコピーします。
大体多くて10枚ぐらいだそうで、そのコピーした10枚をホッチキスで止めて、それを持ち込んで入浴するようです。
入浴時間は大体10分から15分ぐらいだそうですが、この10分から15分の時間がものすごく集中できて、生産性が高いとのこと。
ここ3週間ほど毎日このパターンでお風呂で勉強しているそうですが、
【 お風呂で勉強すると予定が必ず実行できる 】
ことに気づいたそうです。
お風呂以外の場所で勉強するときは、確実に必ず予定が実行できるとは限らなかったようですが、
場所をお風呂にしてから「必ず」実行できるようになったと。
私もその話を聞いて、なぜお風呂なら確実に実行できるか考えてみたのですが、よく考えたら当たり前とも言える位、
【 お風呂は確実にタスクを実行するのに最適な場所 】
だと気づきました。と言うのも、お風呂場にテキストのコピーを持って湯船に入ったら、
【 他のことを一切何もすることができない環境 】
になるわけです。
スマホを見ることもできませんし、漫画を読むことも、おやつを食べることも、人と会話することも、テレビを見ることも、何もできません。
湯船に入りながら、手に持っている英語のテキストのコピーを見る以外にやることがないわけです。
シンプルな空間ですから、余計なものが何も目に入ってきません。
部屋なら本棚や机の上にある本や郵送物や文房具や家具など、余計なもの・余計な活字が色々と目に入ってきますが、
お風呂場ではそういった余計なものは、何も目に入ってきません。
シチュエーション的に、目の前のやるべき事に向かう以外、何もすることができない。よく考えたら、これはすごい環境です笑
部屋なら仮眠をすることもできますが、入浴中はそれすら基本的にできません。湯船に浸ってそのまま寝てしまったら危険ですから、多少の適度な緊張感もあります。
部屋のように、やりたくないタスクだから眠たくなり、仮眠して現実逃避する、ということも難しい状況になっています。
これ以上ないほど
「目の前のタスクに確実に集中せざるを得ない、強制力のある環境」
になっているのが、お風呂場にテキスト(のコピー)を持ち込んでやる勉強法だと言うことです。
余談ですが、Nさんはそのテキストの勉強で発声もされているので、お風呂場だと声が反響する効果で発声も気持ち良いそうです。
しかも、周囲に誰もいないので、内容を口に出しても、誰かに聞かれる心配もありません。
いや、学習環境として最強ですやんヽ(´▽`)/
この「お風呂学習」のやり方で、Nさんはそれまでなかなか進まなかった英語の勉強が、ガンガン進んでいるとのことでした。
また、お風呂でいろんな勉強をやるのではなく、
「英語のこのテキストの勉強は、お風呂でしかやらない」
という形で、お風呂でやることを1つだけに絞っているのもポイントですね。
もしなかなか進まないタスクがある人は、
「このタスクはお風呂でしかやらない」
と決めることで、お風呂場の持つ
「物理的にそれしかできない強制力」
で、確実に実行できるようになる可能性が高いので、興味のある方はよかったら試してみてください。
ちょうど前々回お話しした通り、1週間のうち入浴する回数が増えるほど、
風邪やインフルエンザになる確率も低下しますので、この時期は健康面のリスクが上がりやすい点を考えると、
お風呂学習は「実行力」と「健康面」の両方でプラスに働くので、一石二鳥ですね。