- 2023-10-6
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
前回は、政府の推奨する睡眠時間が年代別に出された「睡眠指針」(の改定案)の話をしました。
成人の場合は、6時間以上が推奨されていたわけですが、中には平日は睡眠時間が短く、週末になんとか補う人も少なくないと思います。
私のコーチングプログラムのメンバーさんにも、そういう人が多々おられるので、この
平日と週末の睡眠時間のズレ
について色々調べてみたのですが、興味深い(というかちょっと怖い)研究を見つけました。
どういう内容かと言うと、
【 平日と休日で、就寝時間や睡眠時間が大きく変わる人ほど、老化しやすい 】
というものです(゚д゚;)
逆に、平日と休日で睡眠に差がない人ほど、老化は遅くなる傾向があるもよう。
▼参考: Consistent sleep slows down aging at a cellular level • Earth.com
https://www.earth.com/news/consistent-sleep-slows-down-aging-at-a-cellular-level/
※元論文: Day-to-day deviations in sleep parameters and biological aging: Findings from the NHANES 2011-2014 – ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352721823001687
これは、アメリカのオーガスタ大学の研究で、アメリカの国民健康栄養調査が収集した2011年から2014年の6000人のデータを分析し、
睡眠のパターンと生物学的な老化について調査を行いました。
その結果は上記の通りですが、睡眠のパターンが最も不規則だった人たちは、睡眠パターンが規則的な人たちと比べて、
【 生物学的な年齢が平均で約9ヶ月高い 】
ということがわかったようです(゚o゚;;
あくまで相関関係ではありますが、研究チームによると
「睡眠パターンの規則性を高めることが、健康寿命を高める新たなアプローチになる可能性がある」
とのこと。確かにそういうことになりますが、それにしても、子供の頃からよく言われる
「規則正しい生活を送りましょう」
というベタなアドバイスは、結局のところ、就寝と起床が不規則だと成立しませんので、
このよく聞くアドバイスが、案外人間にとっては寿命に関わるほど大きな意味があったと言うことになりそうです。
生産性アップのライフハック系の話では、
「週末も平日と同じように、睡眠を取ろう」
と言う話をよく聞きますが、どうやら、これは
「健康的に長生きする」
という意味でも、重要なポイントになりそうですね。
それではまた。