- 2016-8-22
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
受験勉強をしていると、同じ受験生の中に、
非常に頭がキレるように見える人がいるものです。
テストの成績も抜群にいいので、とても
記憶力があって、頭も良さそうに思えます。
自分とはまったく別の人種に見えることも
あるかもしれません。
しかし、実際のところ、そういう人の多くは
記憶力があるのではなく、
「記憶するやり方」がうまいだけ
のことが多いのです。
もともと生まれ持った頭の良し悪しがある
ことも否定しませんが、受験における実力差
というのは、これまでの勉強量と、それに
加えて勉強における「記憶するやり方」が
うまいか下手かで大きく変わってきます。
中3になったら中2・中1の勉強内容が簡単に
見えます。高校に入ったら中3の勉強内容が
簡単に見えます。高3になったら高1の勉強
内容が簡単に見えます。
中学や高1のときに「頭が抜群にいい」よう
に見えた友人も、高3になってみれば、当時
の友人の実力を自分はもう超えてしまっている。
つまりもともと生まれ持った「頭の良し悪し」
なんて関係なくて、単純に勉強量で実力が
決まっているだけなのです。
そしてその勉強量も、同じ時間をかけたとき
の「記憶するやり方」次第で大きく差が
ついてしまう性質のものなのです。
「記憶するやり方」というのは、たとえば
「何回も読む」「聴いて覚える」「音読する」
「カードにする」「書いて覚える」「色ペンを使う」
「赤ペンと緑のボードで黒塗りにする」
「誰かに教えるつもりでエア授業をする」
「問題集を解きまくる」
「『100%絶対に覚えた』と確認できるまで
覚えたとはみなさない」
「復習のタイミングを忘却曲線に合わす」
「模試は1週間以内に復習する」
などなど、覚える内容・やる分野(科目)や
そのときの状況によって多種多様な
「記憶するやり方」があります。
受験内容にもよりますが、受験勉強の
すべてを“一つの方法”だけで記憶する
のは通常難しいでしょう。
したがって、勉強しながら常に
「この勉強はどういう方法で記憶するのが一番効率的か?」
を自分の頭で考え続ける必要があります。
基本、大半の先生はそのあたり(自習におけ
る記憶のやり方)についてはノータッチの
ことが多いですからね。他人はあてにできません。
今取り組んでいる勉強に合ったベストな
「記憶するやり方」は何か、自分に合って
いる「記憶するやり方」はどれか。
これを常に考え続けましょう。
また同じ分野・同じ科目の勉強でも、
ステージによって「記憶するやり方」は
変わってきますからね。
大事なのは、同じ時間でより脳に定着しや
すい、効率的な「記憶するやり方」を
【自分で考え続けること】なのです。
人のやり方やアドバイスは参考になりますが、
結局最適な方法は自分で考えるしかありません。
そうやって「記憶のやり方」の試行錯誤を
人より積み重ねていくと、そのうち周りから
「あの人って頭いいよね」と言われるように
なりますヾ(´▽`)ノ。
本当は頭がいいんじゃなくて、ただ「記憶
するやり方」を工夫しただけなのですが、
そこはナイショなのです。
内心ニンマリしながら「そんなことないよ~。
普通にやってるだけだよ~」とか適当に
返しておけば、「頭がいい人だ」と勝手に
思われるわけでございます。イェーイ気持ちいいぜ!
勉強でも仕事でも、「頭がいい人」ではなく
「頭を使った人」が勝つのが、成功の
普遍的なセオリーです。
それではまた。