- 2022-10-24
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
「寝る前にスマホを見ると、ブルーライトで睡眠効率が落ちる」
と言う話はよく聞きますが、実は睡眠効率が落ちるだけではなく、「年収」にも影響を与える可能性があることがわかってきました。
ベストセラーとなった「スタンフォード式最高の睡眠」の著者で、睡眠研究の世界的な第一人者である西野精治教授が監修した調査によると、
年収1000万円以上とそれ以下の人とでは、「寝る前にスマホを操作する人」の割合に顕著な違いがありました。
「操作しない」と回答した人の割合が、
年収1,000万円以上の人は50%
年収1,000万円未満の人は37.3%
という結果だったようです。
「1週間に3回以上」と回答した人の割合も約1.6倍だったとのことで、
「この結果から寝床でスマホを操作するかどうかは年収との関連がある」
と結論づけています。
で、興味深いのは、この研究は、あくまで「年収」との相関関係だったわけですが、最近の西野教授の著書では、
「ブルーライトは一般的に言われているほど、睡眠に悪影響が少なく、むしろSNSやメールといった見るコンテンツの内容によって、メンタルに悪影響を受け、睡眠効率が落ちる」
といった趣旨の話がされていることです。
だとしたら、「年収が高い人ほど寝る前にスマホを見る割合が少ない」と言う上の調査結果は、
「年収が高い人ほど、健康や生産性に関する情報収集をよくしているので、『寝る前のスマホはブルーライトで良くない』という情報も当然把握していて、かつ、それを実践しているから」
という可能性があるわけですね。
まぁ当たり前ですが「寝る前のスマホをやめれば年収が上がる」と言う話ではありませんので、念のため。
もし本当にブルーライト自体は大して悪くないのであれば、
「SNSやメールなどメンタルに悪い刺激を受けるコンテンツを見ないなら、寝る前スマホもそこまで悪くない」
と言う話になってきます。となると、これまで一般的に伝わっていた話とはかなり違ってきそうです。
こういう時は「自分自身で試して、自分で体験して、自分の感覚を信じる」のが得策ですね。
寝る前のスマホを止めていた人で、やっぱり寝床でスマホを見たいと感じる人は、一度
「寝る前にスマホで見るコンテンツごとに睡眠効率が変わるか」
をしばらく試してみるのもいいかもしれません。
それではまた。
※「スタンフォードの眠れる教室」
※“脱・寝床スマホ”で年収UP!?「スタンフォード式最高の睡眠」著者西野教授直伝! 年収1,000万円以上稼ぐ人の生活習慣とは~睡眠の質を改善すると何が起こるのか~アンファー株式会社