- 2022-10-25
- 受験を突破する食事法, 未分類, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
在宅で勉強や仕事に集中したいときに、それを邪魔するものが多数あります。
その中の1つに「ジャンクフードをつい食べてしまう」という状況があります。
ジャンクフードと言うのはポテトチップスのようなスナック菓子だとか、ファーストフード店のハンバーガー的なものなど、おいしいけど体にあまり良くないとされるものですね。
そういうものを食べてしまうと、食べた後の集中力が低下することが少なくありません。ひどい場合は何もやる気がしなくなることもあります。経験がある人も多いはず。
問題はなぜそうなるか、です。
「お腹がすいたから、おいしそうなジャンクフードを食べたくなる」
と思いがちですが、必ずしもそういうことではないのです。
「体が疲れたから、ジャンクフードを食べたくなる」
というのも、そういう側面もありますが少し違います。
実は、ジャンクフードを食べたくなるのは
「ストレスで、脳が疲れてしまったから」
であることが1番多いのです。
脳には、前頭葉と言う注意力・集中力・記憶力などを司る重要な部位があります。
前頭葉には前頭前皮質と言う部分があるのですが、カナダのウォータールー大学の研究によると、この前頭前皮質の機能を一時的に低下させると、カロリーが高い食べ物に対する欲求が高まり、
実際にジャンクフードを食べる傾向が高くなることが判明しています。
そもそも前頭葉というのは、上記の機能のほかに、感情や欲求を抑制する大切な役割があります。
ストレスで、この部分の機能が低下すると、普段は理性で抑えられていたことが、タガがはずれて我慢できなくなりやすいわけです。
結果、要求を抑えられずにジャンクフードに手を出してしまうと(つД`)ノ
特に睡眠不足の時は危険で、脳にストレスがかかりますので、ジャンクフードの欲求が抑えられなくなりやすいです。
ポテトチップスのようなジャンクフードを、「午前中」に無性に食べたい!と思う事は少ないのではないでしょうか。食べたくなるのは大体夕方以降だったりします。
その理由は、まさに1日頑張って過ごして脳が疲れてくる時間帯だからです。
午前中はまだ疲れていないので、前頭葉(前頭前皮質)が働いて理性で抑えてくれるわけですね。
つまり睡眠不足はジャンクフードを求めてしまうと言うことです。それを自覚している人は少ないかもしれませんが。
逆に言うと、睡眠不足を解消することができれば、ジャンクフードに対する欲求もおさまりやすいといえるわけです。
と言うわけで、睡眠不足はそもそも脳と体によくないことだらけですが、
普段は理性で抑えている体に悪い(けどおいしい)ジャンクフードへの欲求が、抑えられなくなる引き金を引いてしまうのが睡眠不足だといえますので、
ジャンクフードを食べてしまって、自己嫌悪に陥っている人は、その欲望を抑えようと頑張る前に、そもそも睡眠不足になってないかチェックしてみてくださいませ。
それではまた。
※参考
『科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全』堀田秀吾