- 2022-1-2
- 目標を設定する
こんにちは、中西です。
さて、今日から新年になって
「今年の目標」
を作る人も多いと思います。
アメリカの大学の研究によると、新年に目標を作る人は約2人に1人なのですが、
実際に達成できるのは、目標を作った人の8%しかないことがわかっています。
ほとんどの人が新年の目標を達成できないわけです。
ただ達成できない理由は一つではなく、人それぞれいろいろあるのですが、一番ありがちなのは
「具体性がない目標」
を設定してしまうパターン。
これを防ぐシンプルなコツは、有名な「スマートの法則」で目標を作ることですね。これでかなり達成率は上がります。
スマートの法則とは、ローマ字の「SMART」からきていて、以下の頭文字を組み合わせたものです。
「Specific(具体的な)」
「Measurable(計測可能な)」※数字にする
「Achievable(達成可能な)」
「Relevant(妥当な関連性がある)」
「Time bound(期限付き)」
↑この5つの要素を満たすように目標を設定するわけですね。
要するに「努力不足」以前に、目標を設定した時点で、「目標の作り方を間違えている」パターンがよくあると言うことです。
で、ここまでがどちらかと言うと一般論に近いのですが、
私自身が今回試してみた「今年の目標」の作り方も参考までに紹介すると、
「今年の目標を作らない」
と言うことです。
別に逆張りを狙っているわけでは無いのですが、今年はそうしています。
もともと今後長期でやるべきこと・やりたい事はリスト化されてあるのですが、「今年の目標」と言う形で落とし込まなかったと言うことです。
「だったら目標は達成できないじゃないか!」
と思われそうなのですが、別に目標を設定していないわけではありません。繰り返しますが、
「今年の目標は作っていない」
だけで、実はもう少し短いスパンで目標を作っています。
具体的に言うと
「今年の最初の4カ月間(4月末まで)の目標だけ作った」
のです。年間のスケールで言うと、4ヶ月分ですから「1年の3分の1の目標」だけ作った形です。
なぜこうしてみたかと言うと、私の中で今後やりたいことを考えたときに、
「目標としてはっきりイメージできるのが4月末あたりまでだったから」
です。
これはあくまで私の(さらに今年の)場合なので、参考にしていただく場合は、4ヶ月分と言う数字はそのまま真似しなくてもいいと思います。
人によっては「3月末までの3カ月間」だけ目標を設定した方がイメージしやすい人も多いはず(年度末なので)。
結局「今年の目標」を作成しても、そもそも達成できない確率が9割あるわけですし、
計画通りに進んでいく事の方が通常は少ないので、1年の半ばにもなれば完全にグダグダになっている可能性も高まります。
実際調査では年初に立てた目標自体を忘れている人も多いことがわかっていますので。
そもそも「1年の最初(正月)」だからといって、その1年の目標を設定する必要がどこまであるのか、微妙ともいえます。(個人差はありますが)
別に「1年の最初」だからと言って「1年の目標」を作らないといけないわけではなく、
「1年の途中までの目標」
「最初の数ヶ月間の目標」
でもいいわけです。
「1年の最初」=「1年の目標」が必要
と言う図式に縛られてしまっている人も多いような気がするわけです。
そこで、いったん3ヶ月分とか4ヶ月分で目標を作って、
その期間がすぎてから(私だったら4月末に)改めて次の4ヶ月(3ヶ月)の目標をまた作る、
と言うようなやり方も、ありではないかと思います。
と言うわけで、新年に入って今年の目標を考えている人も多いと思いますが、なんとなく
「自分の場合は、年間目標の設定が難しいかも」
と感じる場合は、今年1年の目標ではなく、思い切って1年を何分の1かに分割して、
「まずは最初の数ヶ月分の目標だけ設定してみる」
のも1つの手です。
もちろん数カ月分も難しいなら、とりあえず「1月の1ヵ月間」の目標だけ作ってみるのも悪くないと思います。
今年の目標設定に課題を感じている人は、よかったら参考にしてみてください。