- 2019-5-13
- 勉強のモチベーションアップ
こんにちは、中西です。
受験勉強のようなそこそこ以上にしんどい作業を継続的に続けるためには、単に集中力のテクニックを学ぶだけではだめで、
その土台となる「モチベーション」が必要になります。
高いレベルの集中力を維持したいなら、よほど特殊な状況を除き、大前提としてエネルギーとなるモチベーションが必要なわけです。
モチベーションというのは辞書的な意味では「動機づけ」です。
私が提唱している集中力ピラミッドのうち、「集中力」「やる気」というのは肉体的な要因で左右される部分もありますが、「モチベーション」というのは完全に心理的な部分です。
ここにメスを入れてエネルギーをチャージする方法はいくつもありますが、「未来のイメージを思い描く」というのも重要なポイントの一つ。
誤解されたくないので一応言いますと、私が嫌いないくつかの某自己啓発系の理論では、
「リアルに未来のイメージを思い描くだけで全てが叶う」
とか言ってるのがあります。説明するのも馬鹿らしいですが、そんなことで全てが叶うなら苦労はしません。
一方で「未来のイメージを思い描く」こと自体は、上記の通りそれがモチベーションになるため、集中力ピラミッドの理論では、それに比例して集中力も高まります。
ではどうやって「未来のイメージを思い描く」のがいいのか?
実はこれにもやり方が複数あるのですが、今回はその中の一つをご紹介しますと、
「未来日記を書く」
という方法があります。未来日記と言ってもサザンのTSUNAMIがヒットしたウッチャンナンチャンの番組企画ではありません(←若者誰もわからん)
未来日記とはなにかと言うと、自分の未来について理想の状況を思い描き、それがさも現実に実現したかのような文体で日記を書いてみるということです。
受験生であれば合格した日に自分が感じるであろうことを日記的に書いてみたり、
さらにその先の合格後の自分が理想としている楽しそうな生活を、妄想の日記として書いてみるわけです。
少し応用して「合格体験記を先に書いてみる」というのもアリですね。これは結構ワクワクします。実際に書いた人の話も何度か聞いたことがあります。
苦難を乗り越え合格した未来の自分が、後輩のみんなにカッコよく体験を語る文章を書く。素敵やん。いわば「未来合格体験記」ですね。
よほど文章を書くのが嫌いな人は別ですが、基本的には未来日記を書くのは楽しい作業になります。
そりゃだって、自分にとって楽しいことを思い描いて書くわけですから、楽しいのはある意味必然ヾ(´▽`)ゝ
それを時々読み返すことでモチベーション(≒やる気)を高めるわけですね。
私はこれを昔勝手に一人で思いついてやっていたのですが、その後こんな本を見つけてびっくりしました。
▼あなたの夢をかなえる「未来日記」
“思い通りの人生”を手に入れる14日間トレーニング(PHP 研究所、佐藤富雄著)
この本は大脳・自律神経系と人間の行動・ 言葉の関連性から導き出した「口ぐせ理論」で有名なベストセラー作家で、医学博士・農学博士の佐藤富雄さんの本です。
大脳生理学と生化学の原則に基づいた「未来日記」の効果や書き方などが詳しく書かれています。
この本を知った時、自分が密かにやっていたことが科学的に裏付けられたようで嬉しかったです。
繰り返しますが、「未来日記」さえ書けば何もせずとも自動的にすべてが叶う・・・とかありえませんからね。あくまで
「自分が目の前のことに向かうモチベーションをアップさせる」
ということです。
そこの部分が弱い人にとっては、未来日記はかなり良いツールだと個人的に思っています。少なくとも書けば気分が良くなりますのでヽ(´∀`*)ノ
というわけで、目の前のことに集中するためには土台に「モチベーション」が必要ですが、その部分がなんとなくグラついている気がする人は、よかったら一度試してみてください。
それではまた。