こんにちは、中西です。
今日はこんなニュースから。
▼バンクーバーの大学に「お昼寝ルーム」
パワーナップで集中力回復(バンクーバー経済新聞)
簡単にまとめると、
バンクーバーの大学でお昼寝専用ルームを
設置したら好評だったという話。
担当者の話として
「学生たちが構内の至る所で昼寝を
しているのを見て、
より良い仮眠の場を提供する必要性を感じた」
ということです。
・・・まあ午後はそうでしょうね。
で、このお昼寝ルームには
ルールがあって、
「睡眠時間は40分以内」
「携帯はサイレントモードにセット」
などは、まあわかりますが、
「ほかのマットと近づけない、
抱き合うことやセクシュアルな行為は禁止」
ってルールもあるようです。・・・うおお!
禁止しないとセクシュアルな行為に
およんでしまうのでしょうか。すごい昼寝です。
まあ昼寝はたしかに有効なのですが、
私から言わせてもらえばみんな
「午後に眠くならないコツ」
を知らないんですよね。
実はこのコツを知っていると、
そもそも昼寝の必要性が
無くなるんです。
私がやっているこの方法論と
まったく同じ話はネットでも出てないので
近いうちに超低価格で出す予定。
・・・そんなつもりはなかったですが
最後はCMとなりました。
興味のある人はお楽しみに。
本題。
前回は、時間的に自由になる
受験生が多いこの時期、
1日の生産性を最大化させるために、
について解説しました。
今回はこの続き。
あなたが今、
学校や塾の授業も無くなって
1日中ずっと時間を自由に使える場合、
午前タイムを最大限有効に使うなら、
1日の予定作成の段階で、
1つ1つのタスクにかかる
【 エネルギーの見積もり 】
をしておくことが
非常に重要なポイントになります。
通常、勉強でも仕事でもそうなのですが、
Todoリストを作る際に
ほとんどの人がやっているのが、
各タスクに必要な
「時間の見積もり」
です。
見積もりとは、
「このタスク(勉強のTodo)はだいたい
これくらいの時間がかかりそう」
「こちらのタスクは30分ほどで終わるはず」
「これは量が多いから1時間半かかるな」
・・・といった形で、それぞれの
タスクを処理するのに必要な
時間を推測して1日の予定を作成すること。
見積もりの出し方は分単位で
正確に出す人もいれば、
アバウトにざくっと見積もるタイプ
の人もいますが、いずれにしろ、
この「時間の見積もり」なしで
1日の予定を作成することはできません。
しかし、午前タイムを最大限に
有効に使いたいなら、
この1日の予定作成時に、
「時間の見積もり」だけではダメで、
同時に「エネルギーの見積もり」も
しておいた方が圧倒的に
効率が上がるのです。
これはようするに
「そのタスクを処理するのに、
どれくらい自分のエネルギーを使う(消耗する)か」
という“見積もり”です。
エネルギーの消耗度というのは、
必ずしも時間の長短には比例しません。
これ重要。
わかりやすい例でいうと、
「好きな科目」
の勉強であれば
長時間やってもあまり疲れませんが、
「嫌いな科目」
の場合はたとえ短時間の勉強だったとしても、
エネルギーを消耗して疲れ切ってしまう
のはわかると思います。あの感覚ですね。
つまり「時間の長短」は、必ずしも
「エネルギー消耗の多寡(多い少ない)」
を意味しないということです。
午前タイムというのは、
ほとんどの人にとってまだ心身に
エネルギーが満ちていて
勉強に集中しやすい時間帯ですが、
この時間帯に
「時間がかかる勉強をやりましょう」
とは言わずに
「心理的に“重いもの”をやったほうがいい」
と私がよく説明するのは、
このエネルギー消耗の観点からです。
近年、心理学やビッグデータによる研究
などで証明されているのが、
【 1日に使える人間のエネルギーは有限 】
だという事実です。
これが国内外の複数の研究で
ハッキリわかってきました。
となると、1日の後半になって
エネルギーが減ってから
心理的に“重いもの”をやると、
必要以上に心身に
負荷がかかってしまうので
とても危険&非効率だといえるわけです。
つまり、1日の予定を作成する際は、
「時間の見積もり」
はもちろん、
時間の長短だけではわからない
「エネルギーの見積もり」
も同時にやっておくことが
予定作成時の非常に重要なポイント
になるということです。
というわけで、
各タスクごとにざくっとでも
「エネルギーの見積もり」
をしておき、エネルギー消耗が多そうな
“重いもの”
については、
エネルギーが満ちている午前中に
最短で終わらせてしまいましょう。
これが午前タイムをもっとも賢く
有効活用するための考え方だと
私は思っています。
それではまた。