- 2016-10-10
- おすすめ記事, その他・雑談, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
今日は三連休の最終日&体育の日というこ
とで、なにか“運動系の軽めのネタ”は
なかったかなと思い返してみたのですが、
ちょうどいいネタがありました。
大相撲の話なのですが、東京両国にある陸
奥部屋という相撲部屋で、力士のみなさん
が稽古前にモーニングコーヒーを飲む“コ
ーヒータイム”を新たに設置したというニ
ュース。
動画では、力士のみなさんが裸で寄り添っ
て(゚口゚;コーヒーを飲んでいるという奇妙
な光景になってます(笑)。
この制度は、コーヒーに含まれるカフェイ
ンが集中力や運動機能を高める効果がある
と言われている点に注目して、この部屋の
陸奥親方が導入したそうです。
インタビューを受けた力士によると、コー
ヒーを飲みだしてから「寝不足でも、普段
の寝不足のときより動きやすい」とのこと。
まあこの試みでは集中力や運動能力の数値
をビフォーアフターできっちり計測してい
るわけではないので、感覚的な話になりますね。
ただ個人的にいいなと思ったのが、
親方のこの言葉。
「どこの部屋でもやったことがないと思う
が、いいことは取り入れていきたい」
・・・こういう姿勢の人、本当に意外なほ
ど少ないんですよね。
どの業界でもそうですが、多数派を占める
のは「同業者がやってうまく行ったことを
マネしよう」という思考パターンの人ばかり。
自分の頭では考えない。受験勉強の弊害か
もしれませんね。
そうではなく、誰もやってないけど先陣切
って試してみる。失敗したりバカにされる
リスクが高いけど、それでもまず自分がや
ってみる。やってみないとわからんやんと。
こういうマインドで仕事してる人って
本当に少ないんです・゚・(ノД`;)・゚・
実はこういう考え方をするリーダーがいる
チームも、少数派ですが存在しています。
そういうチームに所属できている人たちは
幸せだと思います。私自身がそういうリー
ダーの元にいたことがあるのでわかるのです。
逆に“同業リサーチ”と称して、他人(他
社)のアイデアを盗むことばかり考えてい
る人とか組織って山ほどあって、私の知る
限り、たいがいろくなのがいません。
ひどいのになると競合にスパイを送り込ん
だりとかしてます。やるのは自由ですが
スパイなんて個人的にはアホ丸出しやなと。
「ビジネスとは競合相手から盗むもの」
「真似るは学ぶ」
とか本気で思い込んでいるんでしょう。
なんというか、ご愁傷様です。
ちなみに日本の電器業界が衰退して
しまった原因の1つもこれです。同業者に
抜きん出ることばかり意識していたという。。
先日ノーベル賞をとられた大隅良典さんも、
その前にノーベル賞をとられた大村智さんも
ノーベル賞をとった方々が口をそろえて
おっしゃっているのが、
「人がやっていることをやるな」
です。
競合がやっていることを盗むことがビジネ
スにおいて仕事において大切などと本気で
信じて疑っていない人は、上の中学生でも
わかる言葉の意味を理解したほうがいいで
しょう。
陸奥親方がさらっとおっしゃっていた
「どこの部屋でもやったことがないと思う
が、いいことは取り入れていきたい」
という言葉こそ、実はこの資本主義社会で
生きていく上で、極めて重大な意味を持つ
言葉だということに気づける人・組織は、
すんごく少ないでしょうね。
本題からずれるのでこのへんにしますが、
軽いネタのようで、実はこの話から学べる
こと・洞察できることは非常に多いです。
「あなたもモーニングコーヒーを飲んで、
集中力の違いをチェックしてみましょう」
というよりは、もっと本質的に
「誰もやってないことでも、自分なりに
いろいろ試してみましょう。なんでも
やってみないとわからんから!」
というマインドの方を学べるニュースだ
と思いましたね。
それではまた。