- 2011-4-12
- 効率的な時間管理術, 受験を突破する生活習慣術
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これから1年間、受験勉強をしていくにあたり、
なるべく早い段階で自分の「生活パターン」を確立しておくことが重要です。
勉強時間を固定して、規則正しく生活することで、集中するためのエネルギーが生み出されるからです。
このとき、受験生の多くは夜の時間帯に勉強をしがちですが、
とくに深夜におよんでまで勉強をしている人は、よくよく注意する必要があります。
結論的には、朝型でも夜型でもいいのですが、ただ深夜遅くまで勉強して集中できていると思っていても、
結局は、午前中から夕方まで、実はまったく脳が働いておらず、
ずーっと一日中眠気があったりして、
夜遅くなってからようやく目がさえて来ているだけ、なんて場合も少なくありませんから。
つまり、自分では夜型体質だと思っていても、
実際は単に体内時計がずれていて、夜の超限られた時間に目がさえているだけで、その短い時間の印象が強いために、なんとな~く
「俺は夜型だぜ!夜に頭がさえるぜ!」
などと思ってしまっている場合もあるからです。。
こんなふうに、自分にとっての受験勉強のベストな時間帯を勘違いしてしまうと、
1年をとおしてゾッとするほど膨大な時間を無駄にすることになります。
この落とし穴にはまらないための1つのコツは、
夜の勉強の1時間を、朝の1時間に回せないか
一度検討してみることです。
夜の勉強の最後の1時間は、ほとんどの場合、たいして集中できていないことが多いです。
たとえば、毎日夜の24時まで勉強しているなら、23時から24時までの1時間が
「本当にしっかり集中できているか?」
をチェックしてみるのです。
多くの場合、「最後の1時間」なんてたいして集中できていません。
その日1日の疲れが脳に蓄積しているため、頭の回転がにぶっていることが大半です。
逆に、「最後の1時間」に全然頭の働きがにぶっていない人は、その日1日脳をしっかり働かせていなかった可能性が極めて高い(笑)。
そう考えると、23時~24時の1時間を朝に移動させて、
その分朝1時間早く起き、早朝に勉強した方がずっと効率的だといえます。
実際大学受験生に限らず、資格試験の受験生などでも、
夜はさっさと寝て、早朝の時間に勉強の比重を置いて合格を勝ち取ったという人は非常に多いです。
それは、十分な睡眠をとった朝の方がまだ脳が元気だという点と、
授業が始まるまで(or家を出るまで)の「締め切り効果」という2つの点で、
その時間帯は集中力が非常にアップするからですね。
これから1年間の受験生活のパターンを確立する上で、
ぜひ夜の1時間を朝の1時間に回せないか、一度検討してみてください。