- 2012-3-13
- 1ヶ月100記事企画, 参考書学習テクニック
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今回の記事は⇒「参考書をこれから買い揃える受験生・高校生」が対象です。内容が参考になりましたら、本文最後のボタンより応援クリックをもらえると嬉しいです。
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これから受験勉強をスタートする新受験生や高校1~2年生の人は、
今から参考書を買う機会というのは何度もあると思いますが、
そのときに覚えておいてほしいのは、
「分厚い参考書を買うときは、よくよく注意する」
ということです。
世の中には、やたらと分厚い参考書や問題集がたくさん販売されています。また、それがロングセラーになってそこそこ売れていることも少なくありません。
場合によっては、先生や先輩にそういった分厚い参考書を薦められることもあるでしょう。
でも、そんなときはよほど注意してください。
分厚い参考書はたしかにデータ量も豊富ですし、「これですべて網羅できるだろう」という安心感もあります。掲載されている情報が足りないといった心配もありません。
おまけにロングセラーで先生も薦めている。
ここまでお膳立てされているにも関わらず、実際のところ、その参考書が使えない、もしくは全く自分に合わないことも少なくないのです。
参考書学習で大事なのは、「何度も完璧になるまで繰り返すこと」です。これが絶対条件です。
分厚い参考書というのは、その情報量に安心感はあっても、
あなた自身がそれをやり切れなければ、あるいは「やり切れるイメージ」がわかなければ、何もやらないのと変わりません。
分厚い参考書を買ってきて、チョコチョコっとやったくらいでは、やってないのと同じなのです。
そういう観点から考えた場合、いくら内容がよくて、情報量が豊富であっても、「分厚い」というそれだけの理由で、受験で失敗してしまうリスクが一気に高まります。
受験では、分厚い参考書はなるべく避けるのがベターです。ほとんどの場合、その分厚い参考書を補えるレベルのそれより薄い参考書というのは存在します。
「その分厚い参考書でないと絶対ダメ。それじゃないと合格できない(ノд-。)」
なんて参考書はほとんどないです。
絶対買うなとまでは言いませんが、もし分厚い参考書を買うことになるなら、
本当にそれでいいのか、それ以外の薄い参考書を買う選択肢は本当にないのか、よくよく考えた上で購入の決断をするようにして下さい。