- 2017-10-6
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強の集中力をアップさせる考え方
(今回は前説で「劇団キャラメルボックス
公演」に初めて行った話、その後本題に入ります。
前説には興味ない方は、スクロールして
下の本題へ行ってくださいませ)
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こんにちは、中西です。
本日は劇団キャラメルボックスさんの演劇
を観に足立区の北千住という街へ。
駅前すぐの丸井(デパート)の最上階にあ
る劇場だったのですが、平日14時からの
公演にもかかわらず、700人くらい入る
劇場が満席。
客層は50~60代のマダムが大半でしたが(笑)
この劇団キャラメルボックスさんは、私の
母校の早稲田大学の演劇サークルが立ち上
げた劇団です。ちなみに人気俳優の上川隆
也さんもこの劇団出身。
サイトより劇団のプロフィールを抜粋しますと、
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1985年に、早稲田大学の学生演劇サーク
ル「てあとろ50’」出身の成井豊、加藤昌
史、真柴あずき、らを中心に結成された劇団です。
結成当初は、いわゆる「社会人サークル」
として、週末だけ練習をして年に 2回春と
秋に公演するという活動をしていました。
が、結成3年目に「プロになろう!」と
決意し、練習回数を増やして年間
3~4公演行うようになりました。
その後、 1990年12月には観客動員が1万人を突破。
(中略)
1993年夏には、早くも観客動員は2万人を突破。
1998年夏には 4万人を突破。
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・・・という流れで、現在はかなり大きな
劇団になっています。
で、昨日私が観に行ったのは小説家の
恩田陸さんの「光の帝国」という原作
を舞台化した作品。
(今調べて気づいたのですが、恩田さんは
早稲田の教育学部出身のようでモロ私の
先輩のようです)
ストーリーは、こんな感じ。
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小学4年生の春田光紀には、読んだものを
「しまう」力があった。
古事記も枕草子も平家物語も、一度読んだ
だけで完璧に暗記できるのだ。
実は、光紀の両親も、姉の記実子も、同じ
能力を持っていた。が、それは家族だけの秘密。
光紀には不満でならなかった。
学校からの帰り道、『平家物語』を暗誦し
ていると、一人の老人に話しかけられる。
老人は猪狩義正という名の元医師で、光紀
の暗誦ぶりを褒めた。
が、光紀の両親は、その老人に二度と会う
なと言う。光紀は激しく反発する…。
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・・「記憶」がからむ私が好きな
タイプの話でした。
観た感想を言いますと、この
「読んだものを完璧に暗記できる
特殊能力がある一族」
という設定がすでにもう面白すぎて
期待値が高まったのですが、どちらかとい
うとハートフルな家族愛系の物語でした。
いい話だと思うのですが、個人的にこの
設定だとサスペンス的な、謎が謎を呼ぶ
スリリングな展開⇒からの大どんでん返
しで衝撃の結末!Σ(゚д゚;)
・・・を勝手に期待してしまっていたので、
ちょっと思っていたのと違いました<(_ _)>
ただ、それは私の勝手な感想で、終わった
あとの拍手がずーっと鳴りやまなかったの
で、やっぱりいいストーリーなのだと思い
ます。
余談ですが、前説・後説で出演者トークが
数分ずつあったのですが、このトークは
非常に面白かったです。マダムにもドカン
ドカンウケておりました。
この間の落語を鑑賞してるときもそうだっ
たのですが、私はつい自分が向こう側に
立ったらどうなるか脳内シミュレーション
をしてしまう癖があります。
ああいう大勢の前で演じる舞台って、テレ
ビのドラマ撮影と違って「NG」が許されな
いから私にはとても無理ですが(笑)、
いっぽうで、ああいう客前で演劇をやり
切ったあとの達成感・高揚感というのは
想像できないほど凄いんだろうなと。
NGが絶対できないリスクがあるからこそ、
得がたい充実感も手に入れられるという
ことかもしれません。起業とちょっと
似てるかも。
なお、このあとこの「光の帝国」の舞台
は全国9都市を回るようなので、興味の
ある方はサイトからチェックしてみてください。
また今度キャラメルボックスさんの違う
演劇も観てみたいと思います。
■「午前」の中でも集中レベルが違う説
前回は、「14時から15時の時間の使い方」
について考えてみました。
今回は、この流れで「午前中」について。
「時間の使い方」について考えていくと、
午前中がいかに重要かということに気づきます。
ほとんどの人は午後になるとパフォーマン
スが落ちるので、1日中自由に時間が使え
る日は、
どれだけ午前のうちに重要なタスクを
終わらせるか
が、1日の生産性の鍵を握ることになります。
昨日惜しくもノーベル文学賞を逃した村上
春樹氏は、午前中しか仕事(執筆)をしな
いことで有名です。
同じ作家のスティーブン・キング氏も
午前中しか仕事をしないそうです。
私が以前聞いた話では、午前中しか仕事を
しない上場企業の経営者もいるようですし、
メルマガやブログを毎日書いている人も
午前中に執筆を終わらせる人が非常に多い
です。午後には一気に書く気が失せるから。
私が受験生の時も午前中に最大限勉強した
かったので、朝の7時半に開室する京都の
自習室まで、隣の滋賀県から1時間以上か
けて通っていました。
冬場も7時半まえに並んでいたのです。
すると午前中に4時間以上勉強できるので、
かなり生産的でした。
私が運営しているオンライン自習室でも
学校や会社に行く前の時間帯に利用して
いる人もすごく多いです。
(なお、オンライン自習室は11月1日よ
り月額料金の値上げが決定しました。
詳細は上記ページよりご確認ください)
こんな感じで「午前中が重要」というのは
多くの人が感じてるところだと思いますが、
実は細かく見ていくと、同じ午前中でも
微妙に集中レベルが違っているのです。
仮に午前中に4時間勉強するのであれば、
この4時間は全部同じ集中レベルではあり
ません。
確かに午後と比較すると午前中は集中レベ
ルが高い時間帯ではありますが、その午前
の中にも段階があります。
それを自覚するのは簡単で、
「1時間ごとに自分の集中力をチェックする」
ことでわかります。つまり、
8時台の集中力、9時台の集中力、10時台
の集中力、11時台の集中力を1時間ごとに
ざっと振り返ってみるのです。
すると1時間ごとに、僅かづつではありま
すが、集中レベルが段階的に低下している
ことが分かると思います。
人間が1日に使えるエネルギー量には上限が
ありますので、「午前中」とひとくくりに
しても、実はその中でも段階的に集中レベル
(&その土台となるやる気レベル)は変化し
ているということです。
前回、エネルギーが低下する「14時から
15時の時間帯に何をするか」を事前に慎重
に考えることがポイントの1つだという話を
しましたが、この観点で言うと
「同じ午前の中でも段階的にエネルギーが
低下していく」
ことを踏まえた上で、午前中に何と何を
するかの段取りを決めることも、午前を
活かしきる上でのポイントになるという
ことですね。
一般的に「午前中は集中しやすい」と言わ
れていますが、実際のところは、午前中に
おいても段階的に集中のしやすさは違って
います。
それをどの程度まで細かく考慮するかは、
あなたの午前中にやること次第ですが、
ざっくりと「午前中=全部集中しやすい」
と一括りにしてイメージしてしまっている
だけですと、気づかぬうちに生産性を落と
すことになりかねませんので、
午前中においても集中レベルが段階的に
違うことも頭の片隅に入れておいてほし
いと思います。
それではまた。