- 2014-11-21
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こんにちは、中西です。
前回、受験勉強においては
勉強の「優先順位」は一定ではなく
常に変動していく、という話をしました。
これは最終的にどういった形で
対応することになるかというと
【 時間配分 】
という形で勉強の予定に
落とし込むことになります。
1週間の勉強予定、1日のTodoリスト
いずれにおいてもそうなのですが、
その勉強計画における「時間配分」が
うまいかヘタかによって、
結果が大きく変わってしまうことを
理解しておく必要があるのです。
つまり、
【 「優先順位の変動性」に適切に対応する
=「時間配分」を適切に行う 】
ということです。
たとえば、向井さんと国仲さんという
志望大学も志望学部も
全く同じ2人がいたとしましょう。
使っている参考書・問題集も
その進み具合も、現在の実力も
全く同じだとします。
この全く同じ状況の2人が
残り2ヶ月で本番を迎えるという場合、
そのラスト2ヶ月のどこで
差がつくかというと、
【 「勉強時間」の長短ではなく
「時間配分」のうまいヘタ 】
の部分です。ここで大きく差がつきます。
もう勉強時間で大差はつかないのです。
「時間配分」とはつまり、
勉強時間の中で、どの科目・どの分野に
どれくらいの時間をかけるかという判断です。
状況がまったく同じでも、
この「時間配分」がうまいかヘタかで
最終的な結果が左右されてしまうのです。
ただ、これは重要とはいえ
あまりにも神経質にやりすぎると
しんどくなるだけですから、
ここはできるだけ楽しんで
やるようにしてください。
私は「時間配分」を楽しむコツは、
【 「ゲームの采配」をしている 】
というイメージでやることだと思っています。
「ゲームの采配」のイメージ
というのは、たとえばですが
▼野球など団体スポーツの監督が
指揮官として采配をとりながら勝利へ導く
▼RPGなどのゲームプレイヤーとして
各キャラを動かし采配をとりながらラスボスに進んで行く
▼ゲームの製作者や映画監督のように
自分が采配をとって一つの面白い作品を作る
▼麻雀・将棋などのようにパイ(駒)を
自分で采配をとってギャンブルに勝つ
・・・といったイメージと
受験勉強の「時間配分」をしている自分を
重ね合わせるのです。
あなたの名前が神埼さんなら、
「この神埼監督が『ゲームの采配』をしてるんだ!」
と思って、指揮官になったつもりで
勉強の「時間配分」を考えていくわけです。
そうすることで、今の状況を
「自分が動かしている」
というイメージを強く抱きながら
勉強を進めて行けるようになります。
するとめんどくさそうな「時間配分」にも
メンタル面では主体的に取り組め、
それを楽しみながら進めやすくなります。
そうやって自分自身が状況を
「動かしている」「コントロールしている」
というイメージが持てると、
それを楽しめるのが人間なのです。
「追われている感」いっぱいの中で
やっていると勉強は辛くなりますからね。
これは「認識の切り替え」というものですが
バカにできない効果がありますので、
「時間配分」などと聞いてなんとな~く
めんどくさそうに感じた人は、ぜひ
「自分は今、『ゲームの采配』をとっている!
必ず俺がこのゲームを勝利に導く!」
というイメージをもって
時間配分を「常に考える」ことを楽しみながら
勉強を進めて行ってほしいと思います。