- 2022-9-30
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
「睡眠時間が短いと太りやすくなる」
と言うのは、近年よく知られるようになりました。
簡単に言うと、睡眠不足によってストレスが溜まり、そのストレスを解消するために、自分でも無意識のうちに、つい食べ過ぎてしまうと言うことです。
では、逆に
「睡眠時間が長いと痩せやすくなる」
ということは言えるのでしょうか。
この点について調査した興味深い研究があります。
シカゴ大学の睡眠研究センターの実験で、平均睡眠時間が6.5時間(アメリカで推奨されている7時間睡眠より短め)、年齢が21歳から40歳、BMIが25から29.9(太っている)被験者80人を対象に行なわれた、肥満と睡眠に関する調査です。
被験者を2つのグループに分けて、片方は何もせず、もう片方は睡眠改善のアドバイスをし、2週間観察したようです。
その結果、睡眠改善のアドバイスを受けたグループは平均睡眠時間が1日あたり約72分増加したそうです。
同時にそのグループは1日当たりのエネルギー摂取量が平均で約270kcal減少し、さらに体重が平均約0.48kg減少していることもわかりました。
つまりざっくり言うと、
【 1日の睡眠時間を平均1時間ほど伸ばすだけでも、中長期的に体重が減少する可能性がある 】
と言うことです。
ダイエットと言うと、必死で食事や運動でカロリーを減らすなどの努力をする人も多いですが、単に「睡眠時間を伸ばす」だけでも、ダイエットになると言えるわけですね。
当然、睡眠時間が伸びると集中力も高まりますので、一石二鳥。
というわけで、ダイエットに課題を感じている人は、食事や運動と合わせて、睡眠時間を少し伸ばせないか考えてみてください。
それではまた。
※参考
Effect of Sleep Extension on Objectively Assessed Energy Intake Among Adults With Overweight in Real-life Settings: A Randomized Clinical Trial | Lifestyle Behaviors | JAMA Internal Medicine | JAMA Network
Getting more sleep reduces caloric intake, a game changer for weight loss programs – UChicago Medicine
Getting More Sleep Can Help Your Body Absorb Fewer Calories, Experiment Shows
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