- 2014-1-22
- センター試験対策, センター試験関連(旧アメブロ、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学受験生の人は、先週末のセンター試験お疲れさまでした。
受験の最初の節目だったセンター試験が終わり、ここからはいよいよ受験の最終ステージに進むことになります。
このセンター試験の結果は、良くも悪くもあなたの今後の人生に大きな影響を与えることになったはずです。
良い結果だった人はそのまま第一志望に出願すればいいだけなので話は簡単なのですが、悪い結果(or微妙な結果)だった人の場合は、難しい判断を迫られている人も少なくないと思います。
つまり、思いきって第一志望に出願するのか、あるいはランクを下げて第二志望に出願するのか。
ここで「最後まで第一志望をあきらめるな!」というわかりやすいアドバイスをするのは実に簡単なのですが、実際問題としてそう単純な話ではなくなっている状況の人もいると思います。
「最後まで第一志望をあきらめるな!」「安易に志望校のランクを下げるな!」的な話は、センター試験を受ける前までのマインドセットの話です。
あくまで現状ではセンター試験という1次試験が終わったわけで、この段階では、現状を踏まえて、現実に即した判断を下さなければなりません。
たとえば、センターの合格最低点(ボーダーライン)を明らかに「大幅に」下回ってしまったのに、それでもその大学に出願するというのは、少し無謀だと言われても仕方がありません。
自分なりに2次試験で挽回できる勝算が(確率が低いながらも)あるというなら話は別ですが、その勝算も全くないのに、さらには2次の配点比率も低いのに出願するとしたら、それは無謀に限りなく近いわけです。
センターが終わったあとの状況とその判断は、受験生によってあまりにも千差万別なので、このブログでひとくくりに回答することはできませんが、
センターがやばい結果になった場合の判断基準としては、以下の点を参考にしてみてください。
▼2次試験での勝算はあるか(配点比率、得意科目、残り時間の勉強の進み具合の予想などから判断)
▼絶対に第一志望しか考えられないのか(第二志望では絶対にダメなのか。そもそも第一、第二という順列が付けがたく、行きたい大学が2つある場合もあります)
▼「絶対にこの大学しか考えられない。だから、合格する確率は低いけれど、0%ではないなら浪人(現浪人生の場合はもう一年浪人)も辞さない覚悟でそのまま第一志望に出願する」という考え方もある。
(浪人をおススメしているわけではありません。考え方・判断基準の1つを提示しています)
判断基準としては、上記のような点になります。
ただ、ここでの判断は、万人に共通する「正解」はありません。家庭の事情も全く千差万別ですから、上記のヒントなどを参考にして、あなた自身が自分で考え抜いて決断するしかないのです。
私はこういう難しい判断を迫られたときに必要になるのは、「想像力」だと思っています。
(それでも決められない場合は、最後は「直感」になります。といっても、直感というのは案外正しいことが多いのです。今回は「想像力」を使って判断を下すヒントをお伝えしますが、頭の片隅にでも“直感”の重要性も覚えておいてください)
とくに今回のような判断が難しいケースでは、あとで自分が「後悔するかどうか」を想像して決定を下すと、自分なりに納得のいく結果になることが多いです。
「自分がこの判断を下したあと、結果がこうなったら、後悔するだろうか?」
というふうに想像してみるのです。
たとえば、本当に第一志望が大大大好きで、その大学しか考えられないと。もうワシは惚れとるんやと。わしゃアイツが好っきゃねんと。たまらんねんと。
こんな状態の場合は、センターの結果からはどう考えても無謀だとしても、おそらくその人は
「確率が0.1%でも、挑戦して破れるなら本望。でも挑戦しないで別の大学を受けるのは絶対イヤやねん!」
的な気持ちになる場合もありえます。そういう気持ちなら、「別の大学に出願したら絶対後悔するな」と想像がつくはずです。
ところが、自分の中で第一志望と第二志望はそこまで大きな差はないという人がいたとします。
第三志望の大学になると一気に行きたい気持ちは低下するが、第一と第二では、たしかに第一の方が行きたいが、そこまで大きく違わないと。
こんな状況の人が、センターの結果からは合格する確率が低い第一志望に思い切って出願して、それで不合格になったらどうなるでしょう?
「やっぱり無謀なことはしないで第二志望に出願すればよかった」
と“後悔”する可能性が高くなるはずです。
・・・・というようなことですね。こういった「後悔するかどうか」を「想像力」を駆使して考えられるかどうかがポイントになると私は思います。
「自分がこの判断を下したあと、結果がこうなったら、後悔するだろうか?」
もし今判断を迷っている人は、この基準を参考にして考えてみてください。
センターが終わったあとの判断としては、合格する確率が低い状況から挑戦することだけが全てではありません。逆に、安全で確実な志望校に出願することだけが全てでもありません。
一般論には意味がないのです。「正解」は、あなたの心の中にしか存在しないからです。
だからこそ、想像力を駆使して、あなたの中で「後悔しないかどうか」という基準で判断することが重要になります。