- 2014-1-23
- センター試験関連(旧アメブロ、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
前回、センター試験の結果がおもわしく無かった受験生向けに、二次試験出願の際の判断基準のお話をしました。
ポイントだけおさらいしますと、「自分がその判断を下したあと、結果がこうなったときに、自分は後悔するだろうか?」というふうに、
「後悔するかどうか」
を、自分の想像力をフル回転させて考える、ということが重要になるという話でした。
その後、何人かの受験生から判断に際しての相談を頂いたのですが、この判断をする以前の問題として、まだ現実を受け入れられない状況の人もいるようです。
そういう人は、厳しいことを言うようですが、まずは今回の結果という現実を受け入れて下さい。
「嫌なものは見たくない。考えたくもない」という心理は誰にでもありますし、もっといえば組織・企業・国家などにも「やばい現実を見たくない、考えたくない」という心理があったりするので、
これはもう人間の特性に近いものなのですが、まず現実を直視しないことには先には進めません。出願の判断をするのはそのあとです。
で、現実を直視して、想像力をフル回転させて判断を下す覚悟が出来た人に、私から最後のヒントをお伝えします。
センターの結果が微妙な状況で、出願についての判断が難しい場合や、頭がこんがらがっている場合には、頭の中を整理して決断をしやすくするために、「出願後に起こり得るパターン」をすべて紙に書き出して、それを見ながら考えるようにしてみてください。
これは今回に限らず、何か複雑でややこしい状況のときは、一度その状況や考えていることを「紙に書き出す」と、自分の思考が整理されて判断が下しやすくなるのです。
たとえばですが、こんな感じ↓(紙にこんな感じでメモをしながら考える)
————————————–
<出願したあとに起こり得るパターン>
▼確率は非常に低いが、思い切って第一志望のA大学に出願した結果、
1、合格する
2、不合格となり、浪人する。
3、不合格となり、B大学(後期試験・私立大学)に行くことになる
▼安全・確実を重視して第二志望のC大学に出願した結果、
1、合格する
2、不合格となり、浪人する
3、不合格となり、第三志望のD大学(後期試験、私立大学)に行くことになる
——————————-
・・・・あくまで書き方の一例ですが、こんな感じで現在の状況や今後に起こり得るパターンなど、頭の中でグチャグチャになっている事項をすべて紙に書き出し、その書き出した活字のメモを見ながら考えると、正確な判断をしやすくなります。
もちろん上の内容に加えて、ほかにも配点の比率から考えられる合格する確率や、家庭の経済的な事情、私立はありかなしか、浪人できるかできないかなどといった、
自分自身の詳細な状況を可能なかぎり書き出して行きます。
複雑な問題を解決したいときに、それを頭の中だけで考えていると、思考が行き詰まったり、考えがまとまらないことがとても多いのです。
だから、その思考はすべて紙に書き出して、頭の中の情報をいったん全部客観的に見ることができる状態にして、
その紙を見ながら考えるとうまく行くことがとても多いです。
出願の受付は間もなくスタートしますが、もし今、自分はどうすればいいのか頭が混乱している人は、ぜひ思考をすべて紙に書き出して考えてみてください。
きっと今よりはスッキリした状態になり、自分なりに「よしわかった!もうこれで行こう!」と納得できる決断を下せるようになるはずです。
センターの結果がおもわしくなくて難しい判断を迫られている人は、今は本当に苦しい状況だと思いますが、
前回と今回の話をヒントに、自分なりに納得のいく決断をして、次に進んでほしいと思います。