- 2013-6-15
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
このブログの読者さんは、大学受験生・資格試験受験生が非常に多いわけですが、
本当はめっちゃ遊びたいのに、毎日受験勉強をしていてとても大変な日々だと思います。
たまに勉強が大好きすぎて、「受験勉強が人生のあらゆるものの中で一番楽しい!これこそが遊びだ!」みたいな人がいますが、まあ稀(まれ)なタイプですよね。
こういうタイプに出会ったことがない人は信じられないかもしれませんが、私が今までOCPで見てきた中で一番すごかったのは、
ある男の子が「目標達成時のご褒美」として、「物理の勉強1時間」などと書いていたんですよね。
「いや○○君、そこは勉強時間ではなくて、ご褒美を書くところですよ。あとで修正しておいてください」と言ったのですが、
驚くべきことに「いえ中西さん、これがご褒美です」とのこと。つまり、その男の子のご褒美は「受験勉強そのもの」だったのです。
その男の子は「本当にこれが一番楽しいので」ということで、そこまで言われるとさすがに何も言えなかったです(゚口゚;
これはもう「ラーメンを食べたあとのデザートにミニラーメンを食べる」みたいなもので、ふつうはありえないのですが、本当に受験勉強が大好きなタイプはこのレベルまでいくのです(゚д゚;)
そうではない大半の受験生にとっては、受験勉強はそれなりに(というかそれなり以上に)大変な作業です。
ある程度の工夫でそれを楽しむことは可能なのですが、それでも「本当は遊びたいのに、その衝動を抑えて」まで頑張っている部分は大いにあるわけですよね。
そうなりますと、受験勉強そのものについて、「こんなもの何の役に立つねん!」とついイライラすることもあるかもしれませんが、
「受験勉強が合格後の生活において、具体的に何の役に立つのか?」
なんてことは、あまり考えても意味がないのでやめておきましょう。
勉強そのものは、合格後に役に立つものもあれば、役に立たないものもあるわけです。
役に立つものであっても、すぐに役立つものと、何年かしてようやく役に立つものもあるでしょう。
実際のところ、とくに大学受験の場合は、直接的に何かの役に立つ知識はすごく少ないです。
これはそもそも考え方が間違っていて、受験勉強で「すぐに何かの役に立つ知識を学べないのか?」などと考えるから、嫌気がさすわけです。
そうではなくて、「今、オレ(私)は自分の未来に投資しているんだ」と思うことです。そういう投資タイムなのです。
今、あなたの人生は「投資する時代」というフェーズにいると認識することです。
「その投資するはずの知識が役に立たないものなら、投資にならないじゃないか!」
と思うかもしれませんが、「投資する時代」というのは「合格後」も入ってますからね。つまり、
受験勉強→合格→合格後の生活(=大学生活・資格の修行時代)
という流れがあって、「合格後の生活」も含めて「投資する時代」なのです。
だから厳密に言えば、「プレ投資時代」「本格的に投資する時代の一歩手前の時代」なのです。
合格後に、ようやく自分が必要だと思える知識と経験を蓄積することができる「本格的な投資時代」に入ります。
受験生活というのは、そういうそこそこ長めのスパンで考えるべき「人生の投資時代」の予備選・プロローグなのです。
だから、受験勉強というのを「こんなのやっても意味ねぇ!」などと考えるのは、あまりにも近視眼的というか、
目の前のその内容だけしか見ていない、非常に視野の狭い発言でしかないと私は思います。
というわけで、今回は受験時代というのは「投資時代」の一部だという考え方を理解しておいてほしかったのでお話しました。
最後に、このテーマに関する私の好きな言葉を一言。
「一番現実的な人は、自分の未来に投資する」
このブログの読者さんには、ぜひ「一番現実的な人」になってほしいと思いますね。